映画『チェンソーマン レゼ篇』は原作何巻何話からどこまで？アニメとの時系列も解説！

『チェンソーマン レゼ篇』は、原作の中でも特に人気が高く「映画化に最もふさわしい」と語られてきたエピソードです。
この記事では「レゼ篇が原作のどこからどこまでにあたるのか」を中心に、対応話数・巻数・時系列上の位置づけを整理しながら、物語の核心をわかりやすく解説します。

レゼ篇は第5巻39話「きっと泣く」から第6巻52話「失恋・花・チェンソー」まで、わずか14話で描かれる中編。
デンジとレゼの出会いから恋、裏切り、戦闘、そして別れまで──青春のきらめきと悲劇が同居するストーリーです。

「どこから始まって、どこで終わるのか」を押さえることで、映画との比較や予習・復習に役立つだけでなく、
物語を通じて浮かび上がる感情の密度とテーマ性も見えてきます。
原作を読み返す人も、初めてレゼ篇に触れる人も、きっと心に残るはずです。

この記事の簡易まとめ

1. 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』とは？公開情報と原作との関係

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は、2025年9月19日に公開予定のシリーズ初となる映画作品です。
TVアニメ第1期で描かれた「サムライソード篇」の直後から物語が始まり、原作第5巻39話「きっと泣く」から第6巻52話「失恋・花・チェンソー」まで、全14話を映像化する形になります。

原作ファンにとって「レゼ篇」は特別な位置づけを持っています。バトルやグロテスクな悪魔描写に加え、主人公デンジが初めて「普通の恋」を経験する章だからです。彼はこれまでマキマという存在に盲目的に縋っていましたが、レゼとの出会いによって初めて“対等な関係”を求め、心の奥底から誰かを大切に思うようになります。

映画化にあたって注目されるのは、単に人気エピソードだからではありません。この章は物語の流れの中で「戦闘と戦闘の間にある静けさ」と「感情の爆発」が凝縮されており、1本の映画として完結できる構造を持っています。出会い、恋、裏切り、戦い、そして別れという古典的なドラマの骨格が、わずか14話の中に詰め込まれているのです。

また、映像化のタイミングとしても最適です。アニメ1期の放送後、続編を待ち望んでいた視聴者にとって「レゼ篇」は次に来る自然な物語であり、ファンの熱が冷める前に劇場作品として届けられることは大きな意味を持ちます。公開時期は秋。レゼ篇の雨や夜の街、儚さと切なさのトーンは、秋の雰囲気と重なり合い、観客の感情をさらに深く揺さぶるでしょう。

制作は引き続きMAPPAが担当する見込みです。『進撃の巨人』や『呪術廻戦』で培われた映像技術が活かされることで、爆弾の悪魔としてのレゼの変身シーンや、雨に濡れた街中でのアクションは、スクリーンならではの迫力を伴って描かれることが期待されています。加えて、日常シーンの繊細な表情や間合いも、映画ならではの余白を使って丁寧に表現されるでしょう。

この作品が他の章と異なるのは、「誰もが望んだのに、結局手に入らなかった未来」がテーマとして横たわっていることです。レゼとデンジは惹かれ合いながらも、立場や任務に縛られ、最後まで共に歩むことはできません。その悲劇性こそが、映画というフォーマットで観客に突き刺さる最大の要素です。

つまり、『チェンソーマン レゼ篇』はただのバトル映画ではなく、恋愛映画でもあり、裏切りのドラマでもあり、喪失の物語でもあるのです。だからこそ、原作を知るファンも初見の観客も、同じように心を揺さぶられる体験ができる。これが「映画化されるべき章」と呼ばれてきた理由だと言えるでしょう。

2. レゼ篇の始まりはどこから？──第5巻39話「きっと泣く」

レゼ篇の物語は第5巻39話「きっと泣く」から始まります。直前の第38話「日常の終わり」でサムライソードとの戦いが幕を閉じ、血と暴力に覆われた日常がひとまず終息。そのすぐあとに訪れるのが、この「雨の日の出会い」です。

舞台は街角に置かれた古びた電話ボックス。雨宿りをしていたデンジの前に現れたのが、後に物語の核心を担う少女・レゼでした。この出会いは、派手なバトルや悪魔の恐怖とはまったく異なるトーンで描かれ、作品全体に新しい空気を吹き込みます。
穏やかで、少し青春映画のような雰囲気すら漂う導入。それはチェンソーマンという作品において異色とも言える始まり方でした。

電話ボックスの中での会話、カフェでの再会──どれも日常的でありながら、どこか作為的な違和感を残します。読者や視聴者は「偶然の出会いにしては整いすぎている」と感じ始め、この小さな違和感こそが、後の裏切りと悲劇への伏線となっているのです。

「きっと泣く」というタイトルには二重の意味が込められています。
ひとつは、デンジが初めて「人間らしい感情」に触れ、誰かと心を通わせることで流す涙の予感。
もうひとつは、後に訪れる裏切りと喪失、そして取り返しのつかない悲劇を暗示する涙。
この二重性が、レゼ篇全体の基調を示す強力なシグナルとなっています。

さらに重要なのは、レゼという存在がデンジにとって「初めて対等に接してくれる相手」であることです。これまでのマキマとの関係は支配と服従で成り立っていました。しかし、レゼはデンジに笑いかけ、対話し、同じ人間として接します。この関係性の変化が、デンジの内面に新しい芽を育てていくのです。

一見穏やかな日常描写の中に、次第に強まる違和感。そして「泣く」ことを暗示するタイトル。
第39話はレゼ篇の序章であると同時に、「チェンソーマンという作品が単なるバトル漫画ではなく、人間の感情そのものを描く物語である」ことを告げる転換点でもあります。

こうして始まるレゼ篇は、やがて壮絶な戦闘と心を抉る別れへと収束していきますが、その土台となるのは、この39話で描かれた「雨の日の静かな邂逅」だったのです。

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3. カフェと学校で芽生える恋──39～42話の“静かな青春”

第39話での出会いをきっかけに、デンジはレゼが働くカフェへと通うようになります。
この39〜42話は『チェンソーマン』全体の中でも稀有な、“日常”が丁寧に描かれるパート。血と悪魔の戦いから一歩距離を置き、青春的な雰囲気の中で二人の関係が少しずつ近づいていきます。

カウンター越しの会話、ふとした仕草、何気ない笑顔。どれもこれまでのデンジにはなかった「対等な関係性」を映し出します。
マキマとの関係が“憧れと支配”だったのに対し、レゼとの関係には自由さと対等さがありました。デンジにとっては初めての「普通の恋」がここに芽生えます。

特に印象的なのは、レゼの「学校、行ったことある？」という問いかけから始まるシーンです。
学校に通った経験のないデンジに対し、レゼは「じゃあ行こう！」と誘い、二人は深夜の学校に忍び込みます。
教室での語らい、屋上から眺める月、プールでの水遊び──その一つひとつが、「もし自分たちが普通の高校生だったら」という仮想の青春を描いています。

しかし、この甘やかな時間には常に違和感が漂っています。
レゼの笑顔があまりに完璧すぎること。ふとした瞬間に見せる無表情。
読者は次第に「これは本当に偶然の恋なのか？」という疑念を抱きはじめます。
つまりこの数話は、デンジと同じように「信じたい気持ち」と「拭えない不安」を同時に抱かせる構造になっているのです。

また、この章でデンジ自身の成長も描かれています。かつての彼は「三食と屋根と少しの欲望」が満たされればそれでよいと思っていました。
しかしレゼとの交流を通して、「誰かと心を通わせたい」という人間的な欲求が芽生えていきます。これはサバイバル本能を超えた、新しい感情の段階に入った証でもあります。

レゼ篇前半のこの静かな時間は、後の激動と悲劇を際立たせるための“感情の溜め”でもあります。
幸福が長くは続かないことを、読者はどこかで知っている。だからこそ、この4話分は切なくも美しい輝きを放ちます。

第42話までの流れは、恋愛ドラマのように見せながら、裏で静かに“偽装と葛藤”が進行している。
この緊張感の二重構造こそが、レゼ篇を特別なものにしているのです。

4. 嵐と襲撃で崩れる日常──43～45話の急転直下

第43話以降、『チェンソーマン』のトーンは一変します。
深夜の学校でデンジとレゼが語らう場面に突如嵐が発生し、それは自然現象ではなく台風の悪魔の影響でした。
穏やかな時間は一瞬で崩れ去り、ここから非日常の世界が再び姿を現します。

もっとも衝撃的なのは、レゼが見せる豹変です。
彼女はデンジにキスをした直後、その舌を噛みちぎり、襲撃者としての本性を露わにします。
甘やかな青春の余韻は一瞬で裏切りへと転じ、観る者は「今までの優しい笑顔は偽りだったのか」と突き落とされるのです。

レゼの正体は爆弾の悪魔の力を持つ暗殺者。首のピンを引き抜くことで全身を爆弾化し、周囲を破壊し尽くすその姿は、人間ではなくまさに兵器そのものでした。
この変身シーンは、映画版においても間違いなく大きな見せ場となるでしょう。

一方、ここで登場するのがサメの魔人・ビームです。
陽気な口調ながら実力を持つ戦闘員で、デンジを背負って逃走を図ります。しかし、レゼの破壊力は圧倒的で、次々と逃走経路を潰していく彼女の姿は「人間爆弾」という言葉にふさわしい迫力を放っています。

第45話では、ついにデンジが捕縛されます。
その中でレゼが一瞬だけ人間的な表情を見せる場面もあり、彼女の感情が単なる冷徹な任務遂行では割り切れないことが示唆されます。
「敵対しながらも、どこか心を残している」──この矛盾が、レゼというキャラクターを単なる悪役以上の存在へと押し上げています。

このパートで際立つ要素は次の通りです：

• 恋から裏切りへと急転する衝撃的展開
• 兵器としてのレゼの本性が明らかになる瞬間
• 公安サイドの脆弱さと緊迫感
• 嵐と爆発が作り出す映像的スペクタクル

わずか3話という短い尺で、甘やかな青春の時間が暴力とサスペンスに飲み込まれていく。
この急転直下の展開は、レゼ篇を一気にクライマックスへと押し上げ、読者や観客を感情の渦へと巻き込むのです。

5. 正体判明とクライマックス──46～52話、恋と戦いの終わり

第46話以降、物語は一気にクライマックスへ突入します。ここで明かされるのは、レゼの正体。
彼女はソ連により訓練・改造された「爆弾の悪魔の実験体」であり、幼少期から兵器として育てられた少女でした。
「学校に行きたかった」という彼女の何気ない言葉は、実は叶わなかった過去への切実な願いだったのです。

この章の核心は、「恋と任務の板挟み」にあるといえます。
レゼは任務としてデンジを襲わなければならない。しかし彼女の中には確かにデンジへの感情が芽生えてしまっている。
その矛盾が、戦闘の激しさと同じくらい、読者の胸を抉ります。

戦いは市街地から水辺、そして港湾エリアへと移動していきます。
レゼは爆弾の悪魔の力を最大限に発揮し、一瞬で建物を吹き飛ばすほどの破壊力を見せつけます。
対するデンジもビームと連携し、チェンソーマンとして立ち向かいますが、心のどこかでは「彼女を殺したくない」という葛藤が拭えません。

クライマックスで最も印象的なのは、港でのやり取りです。
激戦の末に傷だらけになったデンジは、レゼにこう問いかけます。

「一緒に逃げようか？」

これは敵同士の会話ではなく、ひとりの少年が少女に差し伸べた、かすかな希望の言葉でした。

しかし、この未来は訪れません。
レゼは公安により排除され、再びマキマの影が物語を覆います。
彼女の最後の表情は、笑顔とも涙ともつかない曖昧なもので、「もし別の出会い方をしていたら」という余韻を残して去っていきます。

最終話第52話「失恋・花・チェンソー」は、レゼ篇のすべてを凝縮したエピローグです。
恋の終わりと花の儚さ、そしてデンジが再び“チェンソーマンとして生きる”ことを選ぶ転機。
この結末によってレゼ篇は、単なる中間章ではなく「デンジの人格形成における決定的な物語」として位置づけられるのです。

レゼ篇後半で描かれる要素を整理すると次の通りです：

• レゼの正体と過去（ソ連の実験体であり、兵器としての宿命）
• デンジとレゼの感情の衝突と「逃げたい」という願望
• 爆弾の悪魔としての圧倒的な破壊力と、港での死闘
• マキマによる静かな「終わり」の演出

戦闘のダイナミズムと、恋愛の切なさ。
この相反する要素が、絶妙なバランスで交錯するのがレゼ篇のクライマックスです。
読者や観客は、ただのバトル漫画では味わえない「もしも」の余韻を抱えたまま、次章へと進むことになるのです。

6. 原作対応範囲を整理──第5巻39話～第6巻52話まで

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が扱うのは、原作第5巻39話「きっと泣く」から第6巻52話「失恋・花・チェンソー」までの全14話です。
この範囲は短いながらも、出会い・恋愛・裏切り・戦闘・別れという物語のフルサイクルが凝縮されており、映画として独立して描ける完成度を持っています。

具体的には、以下のような構成で進行します：

• 第39～42話： デンジとレゼの出会い、カフェや学校での青春描写
• 第43～45話： レゼの豹変、爆弾の悪魔としての正体、デンジ襲撃
• 第46～49話： 激化する戦闘、ソ連スパイとしての背景が明かされる
• 第50～52話： 港でのクライマックス、デンジの「逃げよう」という問いかけ、そしてレゼの最期

この14話は短編や連載の一部として読んでも魅力的ですが、一本の映画として映像化することで初めて完成するリズムを備えています。
序盤の幸福感、中盤の裏切り、終盤の切なさ。これらが一本の流れの中で綿密に配置されており、観客に強烈な余韻を残すのです。

また、原作のテンポ感も映画向きです。
無駄のない14話分に重要な展開が詰め込まれており、序破急がはっきりした「シナリオとしての完成度」が高いのも特徴です。
そのためファンの間でも、この章は「もっとも映画化に適したエピソード」と長らく言われてきました。

短くも濃密な物語。
それがレゼ篇の最大の魅力であり、映画で描かれることで「バトルと感情の融合」が最大限に引き出されるのです。

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7. バトルシーンの見どころ──サメ・暴力・天使の悪魔たち

レゼ篇は恋愛ドラマとしての側面だけでなく、チェンソーマン随一のド迫力バトルが凝縮された章でもあります。
特に注目すべきは、サメの魔人・ビーム、暴力の魔人、天使の悪魔といった個性的な仲間たちが次々と登場し、デンジを支える点です。

サメの魔人・ビームは、戦闘シーンで最も映える存在のひとり。
地面や水中を泳ぐというユニークな動きで戦況をひっくり返し、デンジを背負って疾走する姿は映画化にあたっても大きな見せ場になるでしょう。
彼が無邪気に「チェンソー様！」と呼ぶ場面は、混沌とした戦闘にユーモラスな彩りを添えます。

一方で暴力の魔人は、力強さと仲間意識の象徴。
荒々しい外見と裏腹に「仲間を守る」という優しさを内包しており、ただの戦闘マシーンではない“人間的な温度”を持っています。
彼の圧倒的なパワーは、戦闘シーンの中で息を呑む迫力を放ちます。

天使の悪魔は、その中でも異彩を放つ存在です。
寿命を吸収し、武器へと変換する能力は、戦闘において戦術的に大きな役割を果たします。
戦闘よりも静的な彼の動きが、逆に爆発的なバトルとのコントラストを生み出し、観客の印象に強く残ります。

そして当然、最大の見どころは爆弾の悪魔・レゼです。
彼女が首のピンを引き抜いて変身するシーンは、まさに戦闘演出のハイライト。
人間としての可憐さと、兵器としての恐怖が同居するその姿は、観客の心を大きく揺さぶります。

この章でのバトルは単なるアクションではなく、「感情と戦闘が直結している」点に特徴があります。
恋愛感情、裏切り、仲間との絆──それらが戦闘の激しさに直結しているため、観客はアクションを観ながら同時に心を抉られるのです。

爆発、疾走、肉弾戦、そして寿命を削る力。
それぞれの戦いが違う質感を持って描かれることで、映画は一本調子にならず、視覚的にも感情的にも圧倒されるクライマックスとなるでしょう。

8. 時系列の位置づけ──サムライソード篇の後、刺客篇の前

『チェンソーマン レゼ篇』は、サムライソード篇（第26～38話）の直後、刺客篇（第53話以降）の直前に位置しています。
つまり、物語全体の流れにおける「橋渡し」の役割を担う章です。

サムライソード篇では、公安が大きな犠牲を払い、デンジ自身も仲間を失う経験をしました。
その疲弊した心に訪れるのが、レゼという存在です。
彼女は一時的にデンジに「普通の恋」を与えますが、その幸福は長く続きません。

この短い「日常と恋」の挿話を経て、物語は一気に世界規模の動乱──刺客篇へと突入します。
レゼ篇を挟むことで、単なる戦闘続きではなく感情の起伏が物語全体にリズムを与えているのです。

また、レゼ篇は時系列上では数日程度の出来事に過ぎません。
しかし、その数日でデンジの人生観は大きく変わり、「愛されたい」「普通の関係を持ちたい」という人間的な欲望が芽生えます。
この感情の変化があるからこそ、続く刺客篇での過酷な試練に一層の重みが生まれるのです。

表にまとめると、レゼ篇はサムライソード篇と刺客篇の間に挟まれた「中継ぎの章」でありながら、
むしろデンジの内面をもっとも深く掘り下げる章と言えるでしょう。

戦いの谷間に訪れた一瞬の恋。
それが時系列上でも感情上でも、チェンソーマン全体のテンションを調整する大切なピースとなっています。

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『チェンソーマン レゼ篇』まとめ一覧

まとめ：たった14話に凝縮された“出会いと別れ”──レゼ篇の核心

たった14話という短い章に、人間の出会いと別れの濃度が凝縮されています。
レゼはただの敵ではなく、デンジに「普通の恋」を経験させ、同時にそれを奪っていく存在でした。

サムライソード篇の激闘の後、デンジがほんの束の間味わった青春の時間。
その幸福が裏切りと爆発で打ち砕かれたからこそ、読者も観客も強く心を揺さぶられるのです。

映画化によってこの14話が一本の物語として描かれるとき、
そこにあるのは単なるアクションやスプラッターではありません。
「普通を願う心」と「普通を許されない現実」の衝突です。

エンドロールの後もきっと残るのは、レゼの笑顔と、デンジの言葉──。
「一緒に逃げようか」という、選ばれなかった未来への想い。
それがレゼ篇の核心であり、観る人すべての胸に刺さり続けるでしょう。