「“ワンパンマン 原作 終了”って検索したあの日──気になったのは物語の結末じゃなくて、“続きがあるのか”という不安だったのかもしれない。
この記事では、ONE版と村田版(リメイク版)の違いを軸に、それぞれの原作の進行状況や連載の現在地を整理しながら、“本当に終了したのか?”という疑問に答えていきます。
そして、ファンが気になるあの伏線や、今後の展開予想まで──ワンパンマンという物語の“今”を、丁寧に紐解いていきます。
- 「ワンパンマン原作は終了した?」という疑問に対する明確な答えと根拠
- ONE版と村田版、それぞれの進行状況と物語の違い
- 最新話までのあらすじと、現在の掲載状況の全体像
- 原作更新が止まりがちな理由と、作者のコメントや姿勢
- アニメ3期の放送予定と、原作とのリンクの可能性
- サイタマの戦いが向かう未来──“最後の一撃”をどう描くかの予測
【アニメ『ワンパンマン』10周年記念PV | One-Punch Man 10th Anniversary PV [ENG SUB]】
- 1. ワンパンマン原作は本当に終了したのか?──結論とその根拠
- 2. 原作「ONE版」とは?──Web連載版の特徴と物語の進み方
- 3. 「村田版(リメイク版)」とは?──YJC掲載の公式リメイクの概要
- 4. ONE版と村田版、物語の展開にどんな違いがあるのか?
- 5. 最新話までの流れを振り返る──ONE版はどこまで描かれているか
- 6. 村田版はどこまで進んでいる?──アニメ準拠+オリジナル展開の現在地
- 7. 原作が止まっている“あの理由”──更新が不定期な背景と作者コメント
- 8. 今後の展開予想──サイタマの戦いはどこへ向かうのか?
- 9. アニメ3期との連動は?──原作とアニメのリンク予測
- まとめ:ワンパンマン原作は“まだ終わっていない”という安心と、続きの期待
- 🎖️ ワンパンマン考察をもっと読むならこちらから
1. ワンパンマン原作は本当に終了したのか?──結論とその根拠
結論 | 「ワンパンマン原作は終了していない」──ONE版も村田版も、どちらも連載は継続中(※更新は不定期) |
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読者の誤解 | 「更新が止まっている=完結」と誤認されがち。特にONE版の休載により不安が広がった |
ONE版の現状 | 2023年時点で第143話で止まっており、Web連載の特性上“気まぐれ更新”が基本 |
村田版の現状 | となジャン/YJCで2024年にも更新あり。単行本31巻まで刊行済み、明確に連載継続中 |
誤解の背景 | ONE氏がXなどで活動報告をしていないこと、単行本の遅延などで「終わった感」が拡散 |
「終わったのかな?」
その検索の裏には、たぶん「まだ続いててほしい」という願いがあったんじゃないかと思う。
でも、安心していい。ワンパンマンの原作は、ちゃんと今も生きてる──ただ、ちょっと、気まぐれなだけ。
原作には2つある。Web連載のONE版と、ジャンプ+となジャンで読める村田版(リメイク版)。
そして結論から言うと、どちらの原作も“終了していない”。でも、そう断言できないような“空白の時間”が、たしかに存在している。
まずONE版について。 これは元々、作者ONE氏が個人でWeb掲載していた超低画質・低描写(でもテンポは神)の原作版。 この原作は2023年3月公開の第143話を最後に更新が止まっている。そして、その前の更新も約2年ぶりだったりする。 つまりONEさん、もともと気まぐれで筆が乗ったときに更新するスタイルなんだよね。
だから読者としては不安になる。「あれ、これって終わったってこと……?」って。 でもそれはちょっと違って、ONE氏は明確に「終了」と発表したわけではないし、Twitter(現X)でも「完結」や「やめた」と言ったことは一度もない。 むしろ、別作品『バーサス』や『モブサイコ100』での活動は続いていて、創作自体は止まっていない。
じゃあ村田版は?って話。 こちらはリメイク版として、作画担当の村田雄介氏が引き継ぎ、YJC(となりのヤングジャンプ)で公式連載中。 2024年現在、最新話ではサイタマ vs ガロウ編が完結し、次章に突入している。 単行本も31巻まで発売こちらは「終わってない」とハッキリ言える。
だけど…ここにひとつ罠があるんだよね。
ONE版の「間」が長すぎて、検索結果に「ワンパンマン 原作 終了」と出てくる。 しかもまとめサイトやSNSでは、「ワンパンマン 完結」などの断定系タイトルがバズっていたりして、さらに誤解が増幅。
そして、ONE氏本人が“発信しない人”なのも大きい。
Xで何かを語ることも少なく、作品の続報も静かなまま──その「沈黙」が不安を生んでしまっている。
だから改めて言いたい。
「終わってません」。
ONE版は、確かに止まってるけど、それは「お休み」であって「エンディング」じゃない。 村田版は今も動いてるし、サイタマはまだ“一撃”をやめていない。
もしかすると、あなたがこの検索ワードを打ったのは、
「読んでない間に完結してたらどうしよう」とか、
「終わってるならもう追わなくていいかな」とか、
そんな気持ちが少しでもあったからかもしれない。
でもね──まだ間に合う。
そしてまだ、この物語は続いている。
“あの一撃の意味”がどこに向かうのか、その先を、きっとまた読める日がくると思う。
2. 原作「ONE版」とは?──Web連載版の特徴と物語の進み方
作者 | ONE(Twitter発、個人Web連載でブレイクした異才のクリエイター) |
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掲載媒体 | 個人サイト(http://galaxyheavyblow.web.fc2.com/)にて無料公開中 |
開始時期 | 2009年よりWeb掲載スタート、現在は143話まで更新 |
特徴 | 荒削りな作画と超高速テンポ、ギャグと本質が同居した“素のワンパンマン” |
連載の進行状況 | 最新話は2023年公開、ヒーロー協会崩壊後の群像劇に突入 |
「うまく描けなくても、面白いは伝えられる」
この言葉がぴったりハマる原作、それがONE版ワンパンマンだと思う。
初めて読んだ人はみんな、たぶんちょっと戸惑う──あの、“手描きの落書きみたいな画面”に。
でも、数ページめくるとすぐわかる。この物語、絵じゃなくて“魂”で読ませにきてるんだって。
ONE氏による原作版ワンパンマンは、2009年に個人のWebサイトで突如スタート。 手描き風の線と、あまりにシンプルな構図。だけど──それが「止まらない面白さ」を加速させてた。 なにより、“最強のヒーローが無敵すぎて退屈してる”っていう、反則ギリギリのテーマが斬新だった。
このWeb版の強みは、なんといってもテンポ感。
1ページで笑わせて、次のページで真顔にさせて、最後は無表情で殴る。 この起伏の激しさ、なのに“ちゃんと感情が追いつく”構成力──正直、プロ超えてた。
そしてストーリー。
ONE版は村田版と違い、ヒーロー協会が“ほぼ崩壊”した後の展開に進んでいる。 S級ヒーローたちもバラバラになり、サイタマは“一人のヒーロー”として再び歩き出す。
この流れ、まるで最強が「最強をやめた後」の物語を描いているようで、どこか静かで、でもざらついてて、切ない。
第143話(2023年3月)では、ボフォイ博士が絡む“メタルナイト問題”や、脱走したモンスター収容所の事件など、社会崩壊のリアルが描かれ始めていた。 このあたり、ONE氏の得意な「日常の絶望とギャグの表裏一体」が炸裂していて、ファンにはたまらない空気感。
ただし、ひとつだけ覚えておきたいのが、ONE版は更新頻度が極めて不定期ということ。 前回の更新も1年以上空いていたし、その前なんて3年以上の“空白”があった。
でも、それでも読者は待ってる。
「ONEさんのワンパンマンにしか描けない“疲れたヒーローの顔”があるから」──これは、長年の読者の本音じゃないかな。
商業連載とは違って、ONE版は誰に縛られることもなく、自分の速度で、自分の呼吸で物語を紡いでる。 そこにこそ、この原作の“原作たる理由”がある。
まとめると──
ONE版は、終わってない。
でも、止まってる。
でも、それを“静かな継続”だと信じたいファンがいて、その信頼でこの原作はずっと生きてる。
村田版に慣れていると、絵の粗さや更新の不安定さに驚くかもしれない。
でも、それでも読んでしまう。なぜかって? ONE版には、“あの頃のサイタマ”がいるから。
戦いに疲れて、それでも笑って、強すぎて虚しくて。
でも、それでも「ヒーローやってます」って立ってる姿が、ちゃんとここにあるから。
3. 「村田版(リメイク版)」とは?──YJC掲載の公式リメイクの概要
掲載媒体 | となりのヤングジャンプ(通称:となジャン)/少年ジャンプ+ |
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作画担当 | 村田雄介(アイシールド21の作画でも有名) |
開始時期 | 2012年連載スタート(原作ONE × 作画村田のタッグ) |
原作との違い | ストーリーはONE版を基にしつつ、再構成&追加描写あり/戦闘描写が大幅強化 |
進行状況 | ガロウ編完結、最新話では新章スタート直後(2025年現在)/単行本は31巻まで刊行 |
「もしも、あの“落書きのような名作”が、超絶画力で蘇ったら──?」
その“もしも”を本当に叶えてしまったのが、村田版のワンパンマンだった。
2012年、ONE氏と村田雄介氏の出会いによって始まったこのリメイク版は、
まさに“最強のコンビが描く、最強のヒーロー譚”と呼ぶにふさわしい仕上がりだった。
まず何より驚かされたのは、作画の次元が違うということ。
特に戦闘シーン。1ページめくるごとに、紙が震えてるような気迫がある。 サイタマのワンパンひとつで、空間が割れそうになる感覚。 「この人、本気で“動かないアニメ”描いてる……」ってなる。
しかも、ただ画が綺麗なだけじゃない。
村田版は、ONE版のストーリーを尊重しつつ、物語を“再構築”している。 つまり、セリフも展開も、時には伏線の位置すら変えてくる。 でも不思議と、“あの感情”はそのままなんだよね。
例えるなら、ONE版が“感情のスケッチ”だとしたら、
村田版はその絵に色と音と鼓動を加えて、「物語」として完成させていく存在。
2024年時点で、村田版は「怪人協会編〜ガロウ編」までを完結させ、現在は新章に突入している。 ヒーロー協会がその存在意義を問われ、サイタマが“強すぎる”からこそ抱える孤独と、世界との“温度差”が浮き彫りになってきた。
そして忘れてはいけないのが、このリメイクが「公式」であるということ。
ONE氏本人が監修し、村田氏が世界観を解釈しなおす。 そのプロセスが、“二次創作”ではない、正真正銘の“もう一つの原作”を生んでいる。
SNSや海外読者の間では、「むしろ村田版から入った」という人も多い。 でもそれも全然間違いじゃないと思う。 この作品は、どこから入っても“サイタマの心”にたどり着くように作られてるから。
ちなみに単行本は31巻まで発売されていて、ジャンプ+やとなジャンでも随時読める。 アニメ3期の展開ともリンクしてくるこの村田版は、“今から読む”にも最高のタイミングかもしれない。
ONE版が止まっていることで不安になっていた人も、
この村田版が“物語の火”を絶やさずに灯し続けてくれている、そんな気がする。
とにかく、絵がすごい。
セリフが沁みる。
そして、強いだけじゃない“寂しさ”がちゃんと描かれてる。
そんな村田版は、ある意味で“感情のリメイク”でもある。 ONEさんの描いた「気持ちの原型」を、よりリアルに、より痛く、より美しく見せてくれる。 だから読者はまた、一撃の先にある“揺れ”を感じることができる。
4. ONE版と村田版、物語の展開にどんな違いがあるのか?
テンポの違い | ONE版は高速展開で台詞も短くテンポ重視。村田版は丁寧な描写で会話も多く“間”がある |
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演出の方向性 | ONE版は“気配と余白”で魅せるミニマル演出、村田版は“爆発力と映像的迫力”で圧倒する |
展開の差異 | 村田版はONE版の筋をなぞりつつも、シーンの順序変更・追加描写・伏線の再配置あり |
読後の感情 | ONE版は「切なさと空虚感」が残る読後感。村田版は「迫力と充実感」が強く、映像的満足度が高い |
進行状況 | ONE版はヒーロー協会崩壊後、村田版は怪人協会編を終えた直後と、物語の位置も違う |
ONE版と村田版──同じ物語のはずなのに、読んだあとの感情がまるで違う。
それは、どっちが“正しい”という話じゃない。 このふたつは、「物語の読み方」が違うだけなんだと思う。
まずテンポ感。
ONE版は、まるで“独白”のように物語が流れていく。 言葉は少なく、行間が多い。
でも、その行間に、読者自身の“予感”や“想像”が染み込む余白がある。
対して村田版は、映画のような“見せ場”で畳みかける構成。 一撃の重み、破壊の余韻、感情の爆発── どれも“視覚で伝える”ことに命をかけていて、読んでる側の脳内で「動いてる感」が止まらない。
次に展開の違い。
たとえばガロウ編。 ONE版では比較的短い描写でまとめられたガロウの過去や戦いが、
村田版では大幅に加筆され、ガロウというキャラクターの“悲しさ”がより深掘りされている。
時系列も、多少いじられてる。
村田版は、読者が「ここであれが来るな」と思ったところに、あえてズラした順序で伏線を再配置してくることがある。 これは、原作を知っているファンにも“二度目の衝撃”を与える演出の妙。
ONE版の戦いは、静かだ。 叫びも爆発も少ない。だけど、それが「人間ドラマ」として心にくる。 一撃の重みじゃなく、「なぜその一撃を振るったのか」という感情にフォーカスがある。
村田版は逆。 “技”の説得力を最大化して、読者の興奮を引っ張ってくる。 これはもう、アニメに近い。音が聞こえてくるような迫力。
でも、どっちも“サイタマ”を描いてるんだ。 この世界で強くなりすぎてしまった男の、強くなったからこその孤独。 そこにブレはない。
進行状況にも差がある。 現在、ONE版はヒーロー協会崩壊後の群像劇に突入している一方で、 村田版は怪人協会との決戦を終えたばかり。 つまり、村田版はまだONE版に「追いついていない」。
「ONE版は“感情を預ける場所”で、
村田版は“感情を揺さぶる刺激”」──
そんな風に捉えてみると、どちらの物語もより深く味わえる。
同じキャラなのに、見せる表情が違う。 同じセリフでも、響く位置が違う。 でもそれって、物語に“二度出会える”ってことなんじゃないかと、私は思ってる。
5. 最新話までの流れを振り返る──ONE版はどこまで描かれているか
最新話(ONE版) | 2025年3月公開の「153撃目」まで更新済み |
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進行区間 | ヒーロー協会崩壊後、クロビカリやボフォイ博士らによる反撃の狼煙が立つ群像劇の展開 |
ストーリーの特徴 | 短いページ構成でも感情の粒が艷やかに滲む、ONE版にしかない温度感 |
更新頻度 | 極めて不定期。長期空白からの突然更新が“ONEらしさ”とも言える |
「また更新されてる…!」って、ワンパン原作版の最新話を見つけたときの心の震え、私は忘れられない。
その小さな知らせが、ガツンと心臓を掴んで離さない感じ。
2025年3月に公開された「153撃目」は、まるで一瞬、物語の窓が開いたみたいだった。
そこにはヒーロー協会後の世界があって、クロビカリたちが“待ったなしの反撃”を決意して動き出す。 ボフォイ博士の介入や、ヒーローたちの静かな決意が、短い一撃の中にぎゅっと詰まっていた。 それはまるで、誰にも告げずに開いた夜明けのようで、あの日のワクワクが胸に戻ってきたようだった。
でも、思い出してほしいのは──この世界では“静か”と“衝撃”が混ざる。 1ページに1言もないくらい絵が少ないのに、涙と音が広がる。 それがONE版の魔力で、描かれてないところを“感情”が補ってしまう。
更新は相変わらず気まぐれで、でもその静けさの裏に、創作の呼吸があるんだと思う。 「次、いつ来るのかな」って、期待と不安が交差するあの時間さえ、読者は愛しいんだよね。
153撃目がくれたのは、小さな燃料だった。 でも、それだけでいい。
だって、“あの物語”はまだ動いているってことが、染みるくらい伝わってくるから。
読んでるとね、心の奥のどこかがざわつく。
「終わらせてほしくない」っていう小声が、そこにあるから。 そして、その小声が、次の静かな幕開けを待っているのを感じてるんだ。
まとめるなら──
ONE版は、2025年3月の「153撃目」で、また静かに“灯”を灯した。 ヒーローの“再起”が、消え入りそうな一瞬の光を作り出した。 次がいつ来るかはわからない。でも、その“静けさ”こそ、読者の胸にずっと焼き付いているってことだけは、確かなんだと思うんだ。
(チラッと観て休憩)【アニメ『ワンパンマン』第3期PV第1弾 | One-Punch Man Season 3 PV1 [ENG SUB]】
6. 村田版はどこまで進んでいる?──アニメ準拠+オリジナル展開の現在地
最新話更新 | 209撃目「イケメン仮面アマイマスク」公開、アマイマスク編が本格化(2025年7月30日) |
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コミックス進捗 | 第34巻が2025年8月4日発売予定 |
掲載媒体と連載状況 | となジャン・少年ジャンプ+にて連載中(休載告知:次回更新7月17日) |
改稿・展開の変更 | 「里の忍者篇」が大規模リセット、約1年分巻き戻しなど創作意図による修正 |
巻数・総発行部数 | 2025年8月現在、34巻刊行済み/世界累計発行部数3,300万部突破 |
「今、村田版はどこを走っているんだろう?」──って、不安を抱えてページを開いたあなた。その気持ち、ものすごくよくわかります。だって、ワクワクと共に読む喜びも、途切れると胸につき刺さるから。
2025年7月30日、ついに更新された最新話は、209撃目「イケメン仮面アマイマスク編」への本格突入でした。アマイマスクがサイタマを“教育プラン”へ引き込みながら、自らのヒーロー観と隠された過去を語る。その“幕開け感”に胸が沸き立つ夜でした。
そして、2025年8月4日には、最新コミックスの第34巻が発売される予定で、そこにはガロウとの宇宙レベルの決戦を含む展開が収められています。拳と拳がぶつかり、星を割るような迫力がページを破ってくる。その瞬間が、未来を感じさせてくれます
とはいえ、連載は順調…とは言え、ないのが現実。村田雄介先生からは、2025年7月17日まで休載しますという告知もありました。諸事情とのことですが、待つ時間が逆に気持ちを焦らせるのが“ファンあるある”。
それに、村田版には“流れるままではない創作の葛藤”も存在します。たとえば、2025年1月には“里の忍者篇”がごっそり巻き戻され、前年の展開が大規模にリセットされたという珍現象もありました。完成度への強いこだわりが、そういった構造的大改稿を生んだという背景があるようです
まとめると──
村田版は、目下「演出・展開ともに新章突入」という、物語の“挑戦期”。
アマイマスク編という新たな地平へ、読者の熱を巻き込みながら進んでいます。
改稿も休載も、すべては“最高で挑み続ける”ための選択だと信じたい。
だからこそ、私たちは待つ。
“もう一度、この世界を揺さぶるページがくる”と、信じるしかない。
そしてそれは、きっと来る。ページ数じゃなくて、稲妻みたいな感情が、きっと来る。
7. 原作が止まっている“あの理由”──更新が不定期な背景と作者コメント
休載の背景 | ONE氏は仕事・家庭など現実的事情で長期休止(例:2010年・2017年) |
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創作スタイル | 気まぐれで更新するスタイル。本業とは別の“趣味”として描き続けている感覚 |
更新ペース | 非常に不定期。定期掲載なし。読者は“待つ時間も愛しむ”スタンス |
サイタマの描き手としての難しさ | 主人公が“一撃で倒す”構成上、ストーリーに幅を持たせるのが作者にとって挑戦でもある |
大人気制作者としての葛藤 | ONE氏はプロの道へと踏み出したが、Web発表の自由さと創作の心地よさとの狭間で揺れ続けている印象 |
「また止まってる…?」そのつぶやきには、きっと「もう続きは読めないのかな」という焦りと、“この続きを待ちたい”という静かな願いが溶けてる。ONE版が不定期で止まってしまうその理由を、少し一緒に見てみようと思う。
まず、ONE氏のWeb連載は本業より先に抱いた“趣味の創作”だったという事実がある。2009年に思い付きで始めた物語は、「続けてほしい」という声に押されて、そのまま続くことになった。だが、2010年2月には仕事との両立がつかず、1年もの長期休載に入り、その間に後の人気もまだ知らないうちだった。春に仕事を辞めて復帰したものの、その創作のペースは、自身の生活のリズムそのものだった。
さらに、2017年1月には109話公開後、再び2年近い空白があったこともある。これらの長期休止は、いずれも“筆が止まる現実を突きつけられた結果”に見える…でも不思議と、ファンはその間も離れずページの更新を待っていた。
つまり、彼の創作は“気まぐれだけど、本気のペース”なのだ 。
加えて、スピーディに一撃で終わるサイタマの強さ――これが創作面での一種の難題でもあると、ONE氏は語っている。
「サイタマが一番強い。だからストーリー上の困難が、日常の些細なことになりがちで、それを描き展開するのが難しい」と。
“一撃主人公”という設定そのものが、他のマンガならではの物語展開基盤からは少し外れている。そこをどう描き、伝えるか――それがその都度、ペースを作る鍵になっているのかもしれない。
だけど、そこで胸にチクンと残るのは、「この自由さこそがONE版の魅力だ」という感覚。誰かの編集指示や週刊掲載の締切とは無縁。それでも描きたくなったら描く、気が向いたら描く。
そこには、“自由な創作者の片鱗”がいつも揺れている。その揺らぎこそが読者の胸に染みる。それはもう、尊い静寂のようだと私は思う。
長く待っても続きが見えてこない日もある。
でもそんなとき、思い出してほしい。「ここには、作者の息づかいがある」という感覚を。
ONE版が止まる理由には、心の奥の物語を大事にするリズムがある。「次、いつだろう?」という“待ち”の時間に、私たちはこの物語の静かな“重み”を感じているのかもしれない。
8. 今後の展開予想──サイタマの戦いはどこへ向かうのか?
完結時期の予想 | 2026〜2030年ごろに完結する可能性が高いと推察されている |
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ラスボス候補 | 「神」が最有力候補。ガロウやボロス再登場も否定できず |
展開パターン予想 | 神との決戦/サイタマの力喪失/普通の人になる/「何も変わらない」結末など複数考察あり |
ファンの望む結末 | サイタマの本気の戦い、他ヒーローの活躍、ギャグ調の締めなど多様な期待 |
「サイタマの戦いって、どこまで行くんだろう?」――その問いを胸で鳴らしているあなたに、静かに伝えたいことがあります。まだ終わりじゃない。それだけは確かだから。
まず、作品の完結時期について。 複数の分析によれば、2026年〜2030年ごろに完結する可能性が高いとされています。深く、丁寧に紡がれてきた物語が、やがて大きな幕を閉じるまで、まだしばらく夜明けを待たせることになるかもしれません。
では──ラスボスは誰なのか? ネット上で浮上するのはやはり、“神”という存在。ONE版にちらりと映る“神”という言葉。そこに重なるのは、サイタマが本当に“一撃では倒せない相手”との対峙の可能性です。 もちろん、ガロウの再戦やボロスの再来もファンの熱い夢には入ってる。「終わりは、渋く戻るキャラたちと一緒に描かれる可能性もある」──そんな予想も、じんわり染みます。
さらに、ファンの最終回期待も作中に漂う幕間の音のように多彩です。たとえば…
- サイタマが初めて“本気”で戦うクライマックス
- ジェノスやタツマキたちS級ヒーローの物語も丁寧に回収
- 最後まで“ユーモアの芯”を忘れずに、ニヤッと終わるエンディング
このどれにも、読者の“救われたい願い”が込められている気がします。
また、あり得る展開のひとつとして「何も大きく変わらない終わり方」も語られています。ヒーローはヒーロー、生身の人間は生身。 それでも「ヒーローって、結局は趣味」と揶揄されながら終わる結末にも、“ワンパンマンらしいしぶとさ”が感じられる
どの未来が来るのか、まだ確かに知らない。だけど、今の時点で心にほのかに灯っているのは── 「このヒーローが、本気を見せてくれる日を見届けたい」という気配。 その気配だけで、私はこの記事を書きました。
もう少しだけ、空白を待っていませんか? サイタマの戦いは、“ひとりの強すぎる男のその先”へ、ちゃんと続いていくはずだから。
9. アニメ3期との連動は?──原作とアニメのリンク予測
放送時期 | 2025年10月スタート決定、キービジュアル&PVも公開 |
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対応原作範囲 | Monster Association編の続き、原作86話以降~約123話前後までか |
主な見どころ | オロチ、ギョロギョロの登場、Monster Associationとの全面戦争展開 |
制作チーム | J.C.STAFF制作、主スタッフ陣は第2期から継続 |
「アニメがまた動き出すんだ」――この言葉を、どれだけ待ちわびたことか。10月、やっとまたサイタマの“あの一撃”を、動く映像で見られると思うと、胸が小さく跳ねる気もちだよ。 アニメ第3期の放送は2025年10月からと決まっていて、PVやキービジュアルの“最強集結”の文字に、私たちの心に火が灯されたのも最近のこと。
さて、どこまで原作に沿うのか? ファンの間では「原作86話からスタートして、123話あたりまで描くんじゃないか?」という予測が広がってる。第2期が85話まで使ったことを踏まえて、その先のMonster Association戦線へ繋げる感覚だね。
Monster Association編は、まさに“戦争の始まり”で。 オロチやギョロギョロたちが「共存」を装った侵略を持ちかけ、ヒーロー協会の屋台骨を揺るがす展開が描かれる。 映像化されれば、その破壊と葛藤、迫力と静けさの間で、また心が揺れるはず。
そして忘れちゃいけないのが、制作の要素。 制作はJ.C.STAFF。第2期と同じ制作体制が戻ってくる。キャラクターデザインや音楽、演出には馴染みの面々が参加しているという情報もある。それが意味するのは、「アニメの“匂い”も、声も、あの世界観の空気も変わらず続いていく」ということ。
アニメ化が原作に追いついていないこの瞬間、 映像が原作の“余白”を塗りつぶしてくれるはずだと、私は信じてる。 動く“音”と“顔”でサイタマをまた感じられる日が来る――その幸福感を、10月に一緒に味わいたい。
まとめ:ワンパンマン原作は“まだ終わっていない”という安心と、続きの期待
結論 | ONE版も村田版も「原作は終了していない」。継続中だが更新は不定期 |
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ONE版の状況 | 最新話はヒーロー協会崩壊後の展開。更新頻度は低め |
村田版の状況 | 怪人協会編が佳境。アニメ3期とリンクしやすい部分が進行中 |
今後の展望 | 「神」との決着・サイタマの変化・ギャグとシリアスの着地が注目 |
原作が“終了した”という検索が多くなるたびに、 「もしかして…」って不安が胸をかすめる。 でも大丈夫──ワンパンマンの物語は、ちゃんと続いています。
ONE版は、ときどき迷子になりながらも進んでる。 村田版は、描写の深さと迫力でぐいぐい引き込んでくる。 それぞれの“温度”が違うからこそ、両方を読む価値があると思う。
たしかに、更新は気まぐれで、待つ時間も長い。 だけど、描かれる一話一話が濃密だからこそ、 「また来た」っていうあの瞬間に、心が報われるのかもしれない。
サイタマが次にどんな“しくじり”を見せてくれるのか。 どんな敵を前に、また無表情で立ち尽くすのか。 きっと私たちは、その続きをちゃんと見届けたくて、 今日も「ワンパンマン 原作 終了」と検索してしまう。
でも、次にその検索をするときは、こう思えるといいな。 「ああ、終わってなかった。むしろ、まだ始まったばかりかもしれない」って。
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サイタマの強さの“意味”、ガロウとの対比、“神”という存在の謎…。 まだ語られていない感情を、一緒に掘り下げていきませんか?
物語の余白を読み解くあんピコの視点で、ワンパンマンの深層をのぞいてみたい方はこちら👇
- 「ワンパンマン原作終了説」は誤解──ONE版・村田版ともに継続中
- ONE版は独自のテンポで進行中、村田版はYJCで連載&アニメ連動展開
- 両版にはストーリー構成・演出テンポ・シリアス度に明確な違いあり
- ONE版はヒーロー協会崩壊以後、村田版は怪人協会編の最中
- 原作更新が不定期な理由には作者の制作体制や作品スタンスが関係
- 今後は“神”との対峙やサイタマの内面進化が展開の鍵に
- アニメ3期は2025年10月放送予定で、原作123話前後までの映像化が予想
- “まだ終わってない”物語にこそ、希望と熱が宿っている
【アニメ『ワンパンマン』第3期特報 / One-Punch Man Season 3 Special Announcement [ENG SUB]】
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