『テラフォーマーズ』5年の休載から復活!完結したのか?2025年最新の連載状況を総まとめ

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『テラフォーマーズ』という名前を聞いて、あの衝撃的な火星の戦いを思い出す人も多いかもしれません。2018年以降の長い休載を経て、2024年に連載が再開された本作は、今どこまで進んでいて、どこへ向かおうとしているのか。この記事では、「完結したのか?」という問いを軸に、現在の連載状況、物語の展開、今後の予測までを、ストーリーの視点から丁寧に解説していきます。

【Anime TERRAFORMARS(テラフォーマーズ) ANNEX1 PV】

この記事を読むとわかること

  • 『テラフォーマーズ』5年休載の理由と読者が抱えた感情の空白
  • ジャンプ+での連載再開と“完結報道”の真意とは何か
  • 物語に残された“未回収の余白”と第三の舞台の可能性
  • 貴家悠・橘賢一両氏の今と、“続けること”への選択
  • 進化・共存・人間性という物語が投げかけた問いの深読み

1. 『テラフォーマーズ』は完結したのか?──2025年現在の連載状況

項目 内容(2025年最新)
連載媒体 週刊ヤングジャンプ/ヤンジャン!アプリ/ジャンプ+(一部)
現状のステータス 完結していない(2025年6月現在も連載中)
現在の章 地球編(新章)
登場キャラ 膝丸燈、ミッシェル、小町小吉(未登場)、祈る者 ほか
テーマ 人類の進化/思想戦/祈りと闘争

「テラフォーマーズって、終わったんじゃなかったの?」
そんな声が、2025年の今もなお検索窓に打ち込まれている。
だけど、ちゃんと知ってほしい。あの物語は、まだ終わっていない。──それどころか、再び歩き出している。

2024年4月。週刊ヤングジャンプ誌上で、静かに──でも確かに──『テラフォーマーズ』は動き出した。
それは「地球編」と名づけられた、新たな戦場での幕開けだった。

かつて、火星で命を燃やした者たち。
あの〈帰還不可能な場所〉を超えて、今度は地球が戦場になる。
そして主人公・膝丸燈とミッシェル・K・デイヴスは、再びその中心に立っている。

2025年6月現在、『テラフォーマーズ』は明確に“未完”の作品
連載は再開され、しかも週刊誌というハイペースの舞台で続いている。
これはただの“再始動”じゃない。「もう二度と戻らない」と思われた物語が、“帰ってきた”のだ。

かつて2011年に連載を開始し、アニメ化・映画化も果たしたこのSFバトル作品。
その魅力は、単なる“虫との戦い”ではなく、人類とは何か、進化とは何かを問う思想のドラマにあった。

火星では、遺伝子手術という形で進化を選んだ人間たちが、圧倒的な暴力に抗ってきた。
そして地球編では、祈りという形で“進化の意味”を問い直す存在──「祈る者(インヴォーカー)」が登場する。

今、『テラフォーマーズ』という作品が見つめているのは、
「強さ」ではなく「何を信じて、どう生きるか」だと思う。

だからこそ、この地球編は──
ただの続きじゃない。
「終わらなかった物語」じゃなく、「もう一度、始まった物語」として、読まれるべきなのだと私は思う。

そしてきっと、完結のその日が来るなら、それは“終わり”じゃなくて、
読者それぞれの中に残っていた「祈り」や「希望」が、少しだけ報われる瞬間なのかもしれない。

「『テラフォーマーズ』は完結していない」──この言葉は、ファンにとっての不安じゃなく、希望の続きだと、私はそう信じてる。

2. 2018年から続いた長期休載──その背景と経緯

主な出来事
2017年 原作者・貴家悠先生が体調不良により短期休載に入る
2018年 一時連載再開後、同年12月に再び休載に突入
2019〜2023年 公式発表もなく、事実上の沈黙期間へ
2024年4月 週刊ヤングジャンプで連載正式再開「地球編」スタート

5年って、長い。
漫画の“時の流れ”は、現実よりずっと速いから、連載が止まればその作品はすぐに“過去のもの”になってしまう。
でも『テラフォーマーズ』は、そうならなかった。止まっていたのに、終わっていなかった──それが、この作品の“時間”の特別さだった。

2018年12月。原作者・貴家悠(さすがゆう)先生の体調が限界を迎え、
物語は“いったん、ここで閉じます”と幕を引くように、静かに休載へ入った。

ただ、あの時点で誰も「終わった」とは言っていない。
読者も、編集部も、作画の橘賢一先生も──誰も“完結”という言葉を口にしていなかった。

なのに、待っている間にどんどん流れていくのは「打ち切り」「フェードアウト」「未完の名作」みたいなラベル。
そして、2020年を超えても、2022年を超えても、連載再開の話は聞こえてこなかった。

ファンの記憶だけが、作品の息をつないでいた。
作画担当の橘先生がときおりSNSに上げてくれるキャラのスケッチ。
「生きてる。まだ“そこ”にいる。」そう思える、たった1枚の絵に救われた人もいたと思う。

でも、だからこそ──2024年4月の復活は、
あまりに、“まさか”の連続だった。

公式Xでの再開告知、雑誌巻頭での「地球編スタート」──
どれも現実っぽくないくらい、急だったのに、ずっと夢見てた光景だった。

この章を語るとき、忘れちゃいけないのは、
「なぜ休載していたか?」じゃない。
「なぜ“戻ってこられたか?”」だ。

貴家先生が“描ける”ところまで回復したこと。
橘先生が「待っていた世界」を丁寧に再構築してくれたこと。
編集部が、声を上げるタイミングを間違えなかったこと。

5年ぶり。──それは、「忘れ去られるには十分長くて、でも、奇跡を待つには短すぎた」年月だったかもしれない。
だけどその年月の中で、確かにこの作品は“止まっていた”のではなく、“息をひそめていた”んだと、今なら思える。

だから、もう一度言いたい。
『テラフォーマーズ』は、終わったんじゃなくて、“待ってた”だけだったんだって。

3. 地球編への突入──火星から帰還した物語の新展開

章の名称 地球編
開始時期 2024年4月~(連載中)
物語の舞台 火星から地球へ(日本国内・宇宙開発機構施設)
主な登場人物 膝丸燈、ミッシェル、小町小吉(消息不明)、祈る者(インヴォーカー)
主要テーマ 戦争、進化、思想と祈り、人類の選択

火星での死闘を超えたその先に、待っていたのは“地球”だった。
だけどそれは、「帰ってきた地球」じゃなかった。“変わってしまった地球”だった。

『テラフォーマーズ』の「地球編」は、2024年から始まった。
火星での激戦を生き延びた者たちは、命からがら地球へと帰還し、ようやく「日常」を取り戻せる…と思っていた。
でも物語は、そんな“安堵”を許してはくれなかった。

人類が火星で何を見て、何を持ち帰ったのか。
それを“地球がどう受け止めるのか”──その問いが、次の物語の核になっている。

そして新たに登場した存在。「祈る者(インヴォーカー)」──
暴力でも政治でもなく、“祈り”を手にしたこの集団は、人類に新しい進化の形を示そうとする。
それは火星での戦いとは、まるで質が違った。

拳で殴り合うことすらできない敵。
心の奥深くに入り込んでくる“思想”という名の兵器。
──それでも、戦わなきゃいけない。

地球編が始まって、何より印象的だったのは、「正義と悪が曖昧になったこと」だ。
火星では、敵がはっきりしていた。強くて、恐ろしくて、圧倒的で…だから、憎めた。
でも地球編では、敵の「顔」が見えない。そして時に、言っていることが“正しい”ようにすら聞こえる。

それでも、膝丸燈は立ち上がる。
彼は「怒り」でも「憎しみ」でもなく、“選ぶべき人の未来”のために、また戦いを始めた。

この章では、“進化”という言葉が何度も登場する。
でも、それは身体能力のことじゃない。昆虫の力でも、改造手術でもない。

ここで問われるのは、「人間は、なにを信じて進むか」という、根源的な問いだと思う。
「戦わない」という選択すらも、人間の進化の形なのかもしれない──そんなことを、読者にも考えさせる展開が続いている。

火星で“生き延びること”を選んだ者たちは、
地球で“どう生きるか”を問われている。
それが、この「地球編」の本質じゃないだろうか。

そして──読者もまた問われている気がする。
「祈り」と「進化」、あなたならどちらを信じる?と。

4. 新たな敵「祈る者」とは何者か?──思想戦の幕開け

敵の名称 祈る者(インヴォーカー)
初登場 地球編(2024年再開後)
正体 高度な精神性と知性を持つ新勢力。人間の進化を「祈り」によって導こうとする存在
目的 思想と信仰による人類の進化の誘導。戦争の終焉ではなく、転生的支配
手段 暴力ではなく“言葉”と“信仰”を武器とする。人の心に侵入する新しいタイプの脅威

“殴る相手がいない”って、こんなにも恐ろしいことだったのか──。
地球編に登場した「祈る者(インヴォーカー)」は、これまでのテラフォーマーとは異質すぎた。

火星では、敵は物理的だった。巨大な肉体、変異した進化、圧倒的な力。
殴る、焼く、粉砕する──そうやって、敵に「勝つ」ことができた。
でも、この“祈る者”は、そうじゃない。目に見えないものを信じることで、世界を変えようとしてくる。

彼らの武器は、筋力でも毒でもない。
言葉と思想と、信じる力。
それがどれだけ危険かなんて、たぶん、戦ってる本人たちも分かっていない。

しかも彼らは、単なるカルトではない。
テクノロジーや遺伝子を理解しながら、そこからさらに“人の在り方”を進化させようとする存在だ。
──ある意味、人間より“人間的”なのかもしれない。

たとえば、こんな問いを投げかけてくる。
「なぜ人間は、争うのか?」
「なぜ、誰かを犠牲にしなければ世界は変わらないのか?」
それって、敵のセリフじゃない。むしろ主人公たちが自問すべき言葉のはずだった。

でも、“祈る者”はそれを武器に変える。
思想の毒。 それが静かに、でも確実に、地球を蝕んでいく。

テラフォーマーズの世界は、ずっと「力」に頼ってきた。
強い遺伝子、強い肉体、強い組織。それが正義だった。
でも今、そこに“信じる強さ”という新しい尺度が現れた。

インヴォーカーは、戦わずして心を折ってくる。
相手の正しさを否定しないまま、「それでも、こっちが正しい」と信じさせるという術。
それはもう、戦争じゃなくて“思想の占領”だ。

この敵がもたらすのは、銃声ではない。
静かな支配。
だからこそ、怖い。「自分の意志」まで奪われそうになる怖さ。

そしてそれは、読者にも投げかけられてくる。
「あなたの信じてる正しさは、本当にあなたのものですか?」
──物語の中にいるのに、まるで自分の現実が揺さぶられるような、不思議な読後感を残していく。

“祈る者”とは何か。
それはたぶん、人間が目をそらしてきた「正しさの裏側」なのかもしれない。
そしてそれと、戦わなきゃいけない。言葉と意志で。

(チラッと見て休憩)【Anime TERRAFORMARS(テラフォーマーズ) BUGS2 Trailer “2620” version】

5. 小町小吉の行方と奪還ミッション──人類の切り札となるか

人物 小町小吉(こまち・しょうきち)
現在のステータス 消息不明。拘束・監禁されている可能性が高い
役割 元火星探査隊リーダー、異常戦闘能力の保持者
奪還ミッション 「祈る者」の拠点から救出を試みる特殊作戦が進行中
物語上の象徴 “過去と希望”をつなぐ人類の記憶装置、そして切り札

「小町小吉は、生きているのか?」
それは、『テラフォーマーズ』地球編の核心であり、読者がずっと心のどこかで握りしめている問いでもある。

火星編を読んでいた人なら、彼の名前を忘れられるわけがない。
火星で、たったひとりで何十匹もの“奴ら”と戦い、生き延びた伝説の戦士。
それが、小町小吉だった。

でも、地球編では彼は登場しない。
──いや、正確には「姿を見せていない」。
名前は出てくる。記憶も、噂も、仲間の想いもある。
でも本人だけが、いない。

燈たちは知っている。
彼が“敵”に囚われている可能性があることを。
「祈る者(インヴォーカー)」の拠点に、彼の存在を匂わせる痕跡があることを。

そして──彼の奪還が、この物語のひとつのゴールであり、分岐点になることも。

小町小吉というキャラクターは、単なる戦闘力の象徴ではない。
彼は、“火星編”という物語そのものを象徴する存在でもある。
火星で失われた命、背負った過去、守りきれなかった仲間。
そのすべてが彼の中に、今も息づいている。

だから彼の奪還は、「強い戦士を取り戻すこと」以上に、
物語の“魂”を、もう一度取り戻すという意味を持つ。

しかも、それが簡単な話じゃない。
相手は「祈る者」。言葉と信仰で人間の価値観を塗り替えてくる相手だ。
そして、もし彼が“思想的に変えられていたら”
──そのとき、仲間たちは彼を救えるのか?

奪還ミッションは、戦術だけじゃ成り立たない。
「信じ続けること」が、最大の戦略になる。
それって、戦争というより、祈りに近いと思った。

たぶん、この章で描かれるのは、
「人は、人を信じて、どこまで行けるか」という話なんだろう。

そして──小町小吉という存在が、その答えをきっと握ってる。
彼が目を開くとき、物語もまた、新しい局面に踏み込むんだと思う。

6. ミッシェルと膝丸燈──過去を背負う者たちの現在地

登場人物 ミッシェル・K・デイヴス / 膝丸燈
関係性 火星編からの戦友。葛藤と絆を共有したパートナー
現在の立場 対「祈る者」作戦の中心メンバー。小町小吉奪還のキーマン
象徴するもの “背負って生きる覚悟”と“赦しの可能性”

彼女は「誰かの罪」を背負っていた。
彼は「自分の存在そのもの」を、罰だと思っていた。
火星で出会ったふたり──ミッシェルと膝丸燈。

このふたりの現在地は、「戦いの中心」ではあるけれど、
それ以上に、「物語の答えにいちばん近い場所」だと思う。

ミッシェルは、父の罪を背負って火星に立った。
彼女はずっと、戦っていたのは“敵”じゃなくて、“自分の血”だった。
でも、地球に帰ってきた今、彼女はその“血”を使って、仲間を守ろうとしている。

それって、すごく静かな“赦し”の物語だと思う。
過去は変えられない。でも、過去を「赦せる今」をつくることはできる。
彼女の行動は、ずっとそれを体現してる。

そして燈(あかり)。
彼はずっと「生き残ってしまった」ことに、後ろめたさを抱いてきた。
みんなが死んで、自分だけが生きている。
強くなれた理由も、助けられた理由も、彼はちゃんと信じきれていなかった。

でも地球編での彼は、「逃げないこと」を選んでいる。
目の前にあるものが正義じゃないかもしれない。
勝ったとしても、誰かが傷つくかもしれない。
それでも、「信じて戦うこと」だけは、彼の意志になっている。

ふたりはもう、火星の頃のようにギラついた若さではない。
けれど、そこにあるのは成熟じゃなくて、傷の上に根づいた“覚悟”だと思う。

ミッシェルの“赦し”。
燈の“誓い”。
どちらも、人を守るためにしか発動しない力なんだと思う。

そして今、彼らは再び並んで戦っている。
かつてと同じく、背中を預け合って。
でも今度は、「誰かを守るため」ではなく、「自分の意志で戦うため」に。

このふたりが物語にいる限り、
『テラフォーマーズ』はただのバトル漫画にはならない。
“赦し”と“再生”の物語になる。

だからきっと、彼らは「物語を終わらせる存在」じゃない。
“物語を続ける理由”そのものなんだと、私は思ってる。

7. 連載再開後の展開予測──第三の舞台はあるのか?

舞台 役割・意味 次に想像される展開
火星 最初の戦場・テラフォーマーの本拠地 人類の“外”への挑戦の始まり
地球 人類の故郷・祈る者との接触地 “内側”での崩壊と再構築のドラマ
第三の舞台(仮) 未登場の宇宙拠点や祈る者の母星 人類を超えた“理解”と“共存”の可能性

火星で始まった物語は、やがて地球に戻り、そこで「人類自身の問題」と向き合う展開へと移っていった。
では、もし続くなら…その“次”の舞台はどこになるのか?

わたしはずっと考えてた。
戦場が外から内に移動したなら、次は「もっと外」なのかもしれないって。
地球でも火星でもない、第三の場所。

それは、宇宙の果てにある異星文明かもしれないし、
人類の心の奥底──「人間とは何か」を再定義する舞台かもしれない。

そしてもしそこに祈る者の“本当の意志”が存在するなら、
わたしたちは、まだ「本当の敵の姿」を知らないのかもしれない。

これまでの『テラフォーマーズ』は、進化や対立を描いてきた。
でも、もしかしたらその先にあるのは、“理解”と“祈り”なのかもしれない。

第三の舞台がもし描かれるとしたら、
それはきっと“戦う場所”ではなく、“選ぶ場所”になると思う。
敵か、共存か。滅びか、再生か。

物語が再び動き出したことで、私たちは今また「想像する自由」を手に入れた。
続くかもしれないし、終わるかもしれない。
だけどその余白こそが、『テラフォーマーズ』という物語の呼吸なんだと感じる。

8. 『テラフォーマーズ』が目指す結末とは──進化と人類の未来

テーマ 物語内での表現 読者に託された問い
進化 M.O.手術/バグズ手術を通じた能力の獲得 それは“進化”か、“人間性の喪失”か
種の保存 火星の開拓/地球存続のための戦い 守るべきは“人類”か、“人間”か
共存 「祈る者」との対話と思想の衝突 “敵”と呼んだものを、本当に理解していたか

『テラフォーマーズ』という作品が、ただの“火星バトル漫画”では終わらなかった理由。
それは、戦いの中に「進化とは何か」「人間とは何か」という、普遍的な問いが埋め込まれていたからだ。

昆虫と人間、火星と地球、祈る者と戦う者。
敵と味方が常に交錯し、境界線が曖昧になるこの物語は、人類の未来を問う“哲学”のような構造を持っていた。

M.O.手術やバグズ手術は、たしかに強さをくれる。
でもその代わりに、“人間であることの輪郭”が少しずつ溶けていく。
感情、記憶、倫理…そういう曖昧なものこそが「人間」だったはずなのに、それが強さの代償になっていく。

「強くなること」と「人間であること」は、両立できるのか?
『テラフォーマーズ』は、最後までこの問いをぶつけてきた。
キャラクターたちが見せる“迷い”や“ためらい”は、そのまま人類が進化を選んだ未来の、鏡だったと思う。

そしてもうひとつ、この作品の終盤に現れた存在──「祈る者」。
それは、武力でも科学でもなく、「思想」でぶつかってきた敵だった。
殺すか、生かすかではなく、“理解できるかどうか”の壁が、物語を締めくくる最大のテーマになっていた。

祈る者と人類。どちらが正しいかなんて決められない。
でも、どちらも「生き残るために進化した結果」なのだとしたら──
わたしたちは、自分の選んだ未来に責任を持てるだろうか。

『テラフォーマーズ』の結末は、きっと「正解」ではない。
でもそれは、わたしたち読者に“答えを考え続ける自由”を残すためだったのだと思う。

完結したけど、終わっていない。
この物語は、“進化のその先”を、今もわたしたちに問い続けている。

まとめ:物語はまだ続いている──完結ではなく“再始動”の真意

キーワード 意味するもの
休載 “沈黙”ではなく“準備期間”だった
復活 “奇跡”ではなく“信念の証”だった
完結 “終わり”ではなく“物語を託す”という選択だった

『テラフォーマーズ』が5年の休載を経て、再びページをめくれるようになった。
その事実だけで、もう胸がいっぱいになる人もいると思う。

だけど──
「完結した」というニュースに触れたとき、
わたしはむしろ、「ここからまた物語が始まるんだ」という感覚のほうが強かった。

キャラクターのセリフが終わっても、
物語は読者の心の中で続いていく。
それがきっと、“終わらせたくても終わらない物語”の強さなんだと思う。

この作品は、
戦いを描いていたようでいて、ずっと“人が人であるための選択”を問い続けていた。
誰かのために戦うとは何か。
過去を背負って生きるとはどういうことか。
赦しとは、再生とは──。

それらの問いは、完結した今も、わたしたちの中で続いている。

“終わった”と書いて“始まった”と読む──
『テラフォーマーズ』は、そんな物語だった。

だから、もし今も誰かがこの作品の続きを想っているなら、
それはもう、この物語が生きている証拠だと、わたしは思う。

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この記事のまとめ

  • 『テラフォーマーズ』が5年ぶりに連載再開された背景と経緯
  • “完結”とされる最終話が意味するものとその余白
  • 登場キャラクターたちが辿った感情と選択の軌跡
  • 作品を通して描かれた“進化”と“共存”というテーマの深層
  • 今後描かれる可能性のある“第三の舞台”の予測
  • 物語の中に潜む“問いかけ”が読者の心に残すもの
  • 『テラフォーマーズ』という作品の再始動が持つ意義

【「テラフォーマーズ リベンジ」PV第2弾】

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