「死滅回遊は何巻から何巻まで?」──そう調べてここに辿り着いた人の多くは、 単なる巻数確認だけじゃなく、あの長くて重たい編が“結局何だったのか”を知りたいのだと思います。
渋谷事変の直後に始まり、物語の空気を一変させた『呪術廻戦』死滅回遊編。 デスゲームのようで、そう言い切るにはどこか違和感があり、 読み進めるほど「これは勝つための話じゃない」と感じた人も多いはずです。
この記事では、死滅回遊は何巻から何巻までなのかという結論を明確に示しつつ、 各巻ごとのあらすじ、重要なネタバレ、ルールの仕組み、そして物語として何が壊され、何が残ったのかを整理していきます。
先にすべての答えを並べるのではなく、 「なぜあの展開が必要だったのか」「なぜ読後に虚無感が残るのか」を、 順を追って確かめていく構成です。
死滅回遊は最終章そのものではありません。 けれど、最終章へ進むために“壊さなければならなかった前提”が、ここには確かにありました。
巻数だけを知りたい人にも、 物語の意味を整理したい人にも、 この編をもう一度読み直すための地図になるよう、丁寧にまとめていきます。
- 死滅回遊編は何巻から何巻までか(16巻〜25巻/143話〜221話)を迷わず把握できる
- 死滅回遊が単なるデスゲームではなく、最終章へ繋ぐ“呪術的装置”だった理由が整理できる
- コロニー制・ポイント制・強制参加・ルール改変など、基本ルールと仕組みを一度で理解できる
- 16巻〜25巻までの巻数別あらすじで、どこで空気が変わり、何が壊れていったのかが見える
- 23巻の最大ネタバレ(伏黒恵を巡る致命的展開)が物語全体に与えた影響を把握できる
- 読む前にざっくり把握|死滅回遊編で何が起きるのか
- 1. 死滅回遊とは何か?渋谷事変後に始まった呪術界最大の儀式
- 2. 死滅回遊は何巻から何巻まで?原作巻数と話数を先に結論
- 3. 死滅回遊編の基本ルール|コロニー制・ポイント制・強制参加の仕組み
- 4. 【16巻】死滅回遊開幕|参加を拒否できない絶望的状況
- 5. 【17〜18巻】序盤コロニーの戦い|虎杖・伏黒・日車の衝突
- 6. 【19〜20巻】中盤の激戦|秤金次・鹿紫雲・乙骨憂太の参戦
- 7. 【21〜22巻】ルール改変と黒幕の目的|死滅回遊の正体が明かされる
- 8. 【23巻】最大の転換点|伏黒恵を巡る致命的ネタバレ展開
- 9. 【24〜25巻】死滅回遊の終結|物語が最終章へ向かうまで
- 10. 死滅回遊編で判明した重要ネタバレまとめ|誰が生き残り何が失われたのか
- 本記事で扱った内容まとめ一覧|死滅回遊編の全体像
読む前にざっくり把握|死滅回遊編で何が起きるのか
| 気になるポイント | この記事でわかること(※詳細は本文へ) |
|---|---|
| 死滅回遊とは? | 単なるデスゲームでは終わらない、異常な呪術儀式の正体 |
| いつから始まる? | 渋谷事変の「直後」、世界が立て直せないまま物語が進む理由 |
| ルールの特徴 | 参加を拒否できず、途中で“条件そのもの”が変えられる仕組み |
| 物語の雰囲気 | 勝利よりも、価値観や前提が削られていく感覚 |
| 最大の転換点 | 「ここから戻れない」と読者が理解する、決定的な出来事 |
| 結末の位置づけ | 終わりではなく、最終章へ進むための“通過点”だった理由 |
1. 死滅回遊とは何か?渋谷事変後に始まった呪術界最大の儀式
渋谷事変が終わったあの夜、街は「元に戻る」んじゃなくて、ただ静かに“壊れたまま”次の段階へ進んだ
死滅回遊は、その壊れた世界に上書きされるように始まった、全国規模の呪術儀式だ
勝ち負けのゲームに見えるのに、ほんとうは「人間」を素材にして呪力を回すための装置――そういう匂いが最初からする
| 死滅回遊の正体 | 羂索が発動した全国規模の呪術儀式で、結界(コロニー)を舞台に殺し合いを強制する制度 |
|---|---|
| 舞台 | 日本各地に張り巡らされた結界=コロニー(外側の社会と断絶した“箱”) |
| 参加者 | 呪術師/呪術を与えられた一般人/過去の術師が混在し、拒否できない形で巻き込まれる |
| 表向きの姿 | ポイント制のデスゲームに見えるが、「勝敗」そのものが目的ではない |
| 本当の狙い | 呪力を循環・最適化し、人類を呪術的に“進化”させるための装置(最終章へ繋ぐ仕掛け) |
| 渋谷事変後の温度 | 世界が崩壊した直後に始まるため、「元に戻れない物語」がここから加速する |
死滅回遊① 「何が始まったのか」を一文で言うなら
日本全国に“出られない箱”を作り、その中で人を殺させて呪力を回す儀式――それが死滅回遊だ
ただの戦いじゃない
誰かの勝利を祝うためでもない
死滅回遊② 舞台は「結界(コロニー)」という名の、隔離された日常
死滅回遊を語るうえで外せないのが、結界=コロニーという仕組み
あれは“場所”というより、生活ごと切り取られた「閉じた箱」に近い
外側の世界がどうなっていようが、中では中のルールだけが正義になる
「ここに入った時点で、もう同じ日常には戻れない」
渋谷事変が終わった直後、社会が混乱しているその隙間に、コロニーは張られる
だから読者は最初から感じるんだと思う
これは“事件の後始末”じゃなくて、事件の上書きだって
死滅回遊③ 参加者は「呪術師だけ」じゃないのが怖い
死滅回遊にいるのは、戦う準備ができた呪術師だけじゃない
呪術を与えられた一般人や、過去の術師まで混ざってくる
つまり、同じフィールドに「価値観の違う人間」が投げ込まれる
- 呪術師:戦うことを前提に生きてきた人たち
- 一般人:ある日突然、プレイヤーに“される”人たち
- 過去の術師:時代の倫理を持ったまま現代に出てくる存在
この混在が、死滅回遊の空気をさらに冷たくする
みんな同じルールに縛られているのに、みんな同じ“納得”を持っていない
だから衝突は、戦闘だけじゃなくて、感情の形で起きる
死滅回遊④ 「デスゲーム編」って呼びたくなるけど、それだけじゃ足りない
ポイントがあって、結界があって、殺し合いがあって
見た目だけなら、たしかにデスゲームっぽい
でも死滅回遊は、デスゲームが目的じゃない
勝敗があるのは“手段”で、人が追い詰められる状況そのものが大事にされている
たとえば、学校のテストみたいに「合格者」が必要なわけじゃない
むしろ、全員が限界に追い込まれることが前提に見える
「生き残るために、誰かを消す」それが当たり前になる速度が、異常に早い
その異常さを作っているのが、羂索という存在だ
誰かの勝利を見たいんじゃない
呪力が、より効率よく回る“形”を作りたい
死滅回遊⑤ 羂索の目的は「勝ち負け」じゃなく、呪力の最適化と人類の進化
死滅回遊の骨格には、冷たい合理性がある
人を極限まで追い込み、呪力を強制的に循環させる
その結果として、人類が呪術的に“進化”する――そういう設計
ここで大事なのは、参加者の意思は重要じゃないという点
「やりたくない」「怖い」「普通に暮らしたい」
その感情ごと、装置に飲み込ませるのが死滅回遊だ
- 勝つこと=報酬ではない
- 負けること=学習データのように吸い上げられる
- 苦しむこと=呪力を回す燃料になる
そう考えると、死滅回遊が残酷なのは「人が死ぬから」だけじゃない
人が“意味”として消費されるから、怖い
私はそこに、渋谷事変とは別種の寒さを感じた
死滅回遊⑥ 渋谷事変の直後に始まるからこそ「世界が壊れた後の物語」になる
渋谷事変は、社会の表面を破った出来事だった
一般人に呪いの存在が露出して、日常が崩れた
でも死滅回遊は、その崩れた日常の上に「制度」を置く
ここが、作品としてえぐいところだと思う
偶発的な災害じゃなくて、意図的な地獄が始まる
だから読者は、希望の持ち方を失いやすい
「助けたい」より先に、「助けられない」が来る
この段階では、まだ巻数の話も、結末の話も深掘りしない
ただ一つだけ、最初に心に置いておきたい
死滅回遊は、誰かが英雄になる舞台じゃない――世界そのものが“正気をやめる”儀式なんだと思う
2. 死滅回遊は何巻から何巻まで?原作巻数と話数を先に結論
まず結論から書く
検索してここに来た人が、一番知りたいのはたぶんこれだと思うから
死滅回遊は、どこから始まって、どこで終わるのか
| 死滅回遊の開始巻 | 原作コミックス16巻(第143話) |
|---|---|
| 死滅回遊の終了巻 | 原作コミックス25巻(第221話) |
| 全体の巻数 | 全10巻構成(16巻~25巻) |
| 物語上の位置 | 渋谷事変(8~15巻)の直後から始まり、最終章直前で終了 |
| 原作での状態 | 死滅回遊編はすでに完結している |
死滅回遊① いちばん早い答え|16巻から25巻まで
死滅回遊編は、16巻から始まり、25巻で終わる
話数で言うと、第143話~第221話
ここは今後も変わらない、確定情報だ
途中で「まだ続いてる?」と混乱する人が多いけど
原作では、すでにひとつの編としては完結している
物語は、その先――最終章へ移行している
死滅回遊② 渋谷事変の“後始末”ではなく、完全な続編
死滅回遊は、渋谷事変の延長線にある
でも、性質はかなり違う
渋谷事変が「突発的な地獄」だとしたら、死滅回遊は「設計された地獄」だ
巻数で見ると、渋谷事変は8~15巻
その直後、16巻から空気が変わる
読んでいる側も、「あ、もう戻れないな」と感じる地点
世界が壊れた“あと”に、ちゃんと地獄が始まる
だから死滅回遊は、後日談でも後始末でもない
物語を次の段階へ進めるための本編だ
死滅回遊③ 全10巻というボリュームが示すもの
16巻~25巻、全10巻
数字だけ見ると、かなり長い
それだけこの編が、物語の中核を担っている証拠でもある
- 新キャラの大量投入
- 呪術ルールの再定義
- 主人公側の連続的な敗北
- 最終章へ直結する設定開示
これを数巻で終わらせるのは、そもそも無理だったと思う
死滅回遊は「物語を進める編」じゃない
物語の足場を壊す編だから
死滅回遊④ 「どこまで読めばいい?」という疑問への答え
よくある疑問として
「死滅回遊って、どこまで読めば一区切り?」という声がある
その答えも、ここで明確にしておく
25巻まで読めば、死滅回遊編は完結
ただし、気持ちよく終わるわけじゃない
むしろ、「終わった…けど、何も解決してない」という感覚が残る
勝った感じはしない。でも、次に進まされる
それが、死滅回遊という編の終わり方だ
死滅回遊⑤ ここで答えを出す理由|先に知っておいた方がいい
この見出しで結論を先に出すのには、理由がある
知らないまま読み進めると、途中で混乱しやすいから
特に、後半に向かうほど「これはまだ続くの?」という感覚になる
でも、最初に知っておけば安心できる
これは16~25巻という一つの大きな編で
ちゃんと終わりが用意されている
次の見出しからは
その10巻の中で、何がどう壊れていったのかを順番に見ていく
ルール、戦い、選択、その全部が、最終章へ繋がっていく

【画像はイメージです】
3. 死滅回遊編の基本ルール|コロニー制・ポイント制・強制参加の仕組み
死滅回遊がややこしく感じられる理由は、戦闘シーンの多さじゃない
ルールそのものが、感情を削るように設計されているからだと思う
ここを誤解すると、物語の意味が根本からズレてしまう
| 参加条件 | 対象者は自動的にプレイヤー扱い。拒否権は存在しない |
|---|---|
| 制限時間 | 19日以内にポイントを獲得しなければ死亡 |
| ポイント獲得方法 | 他プレイヤーを殺害することでポイントが加算される |
| ルール改変 | 獲得したポイントを消費し、新ルールを追加可能 |
| 戦闘エリア | 結界(コロニー)ごとに分断され、原則として外部移動不可 |
| 設計思想 | 不公平・理不尽さを含めて、最初から想定された仕様 |
死滅回遊① 「自動参加」という、最初から逃げ場のない設計
死滅回遊でもっとも残酷なのは、参加を選べないことだ
自分の意思とは関係なく、ある日突然「プレイヤー」にされる
それは呪術師でも、一般人でも変わらない
やらないという選択肢が、最初から用意されていない
この時点で、フェアなゲームじゃない
でもそれこそが、羂索の狙いだ
人が「選べない状況」でどう壊れるかを、最初から織り込んでいる
死滅回遊② 19日ルールが奪うのは、猶予と倫理
19日間、ポイントを得られなければ死亡
このルールは、じわじわと効いてくる
最初は「何とかなる」と思っても、時間が倫理を削っていく
今日殺さなくてもいい
でも、明日もそう言える保証はない
このカウントダウンが、人を“選ばせる”
- 誰かを殺すか
- 自分が死ぬか
この二択を、誰もが抱え続ける
死滅回遊③ ポイント制が生む、歪んだインセンティブ
ポイントは、ただの数字じゃない
それは生存権そのものだ
だから人は、合理的にならざるを得ない
一人殺せば、生き延びられる
二人殺せば、余裕ができる
この発想に飲み込まれる速度が、異様に早い
殺さない理由より、殺す理由の方が先に揃ってしまう
死滅回遊④ ルールが変えられるのは「後付け」じゃない
よく誤解されるけれど
ルール追加ができるのは、途中で思いついた設定じゃない
最初から想定された仕様だ
ポイントを使って、ルールを変える
それは希望にも見えるし、罠にも見える
なぜなら、変えられるのは“状況”であって、“本質”じゃないから
- 自由度が増えるほど、責任も増える
- 選択肢が増えるほど、迷いも増える
羂索は、その揺れごと計算している
死滅回遊⑤ コロニー制が切り離すのは、人と人との共感
結界=コロニーは、物理的な分断だけじゃない
他人の状況が見えなくなるという意味でも、残酷だ
別のコロニーで誰が死んでいても、ここでは関係ない
助けに行けない
情報も届かない
だから、人は自分の正義だけで動くようになる
正しいかどうかより、生き残れるかどうか
死滅回遊⑥ 理不尽さこそが、この制度の完成形
不公平だし、理不尽だし、救いがない
でもそれは、欠陥じゃない
完成形だ
死滅回遊は、平等な勝負をさせるためのものじゃない
人が極限状態で、どんな呪力を生むかを見るための装置
だから、優しさも正義も、削り取られていく
次の章からは、このルールの中で
人がどう壊れ、どう抗おうとしたのか
巻数ごとに、具体的に見ていくことになる
4. 【16巻】死滅回遊開幕|参加を拒否できない絶望的状況
死滅回遊が始まる16巻は、派手な開幕じゃない
むしろ静かで、逃げ場がなくて、「もう戻れない」と気づく巻だ
ここから先の物語は、希望を積み上げる話じゃなくなる
| 巻数・話数 | 原作コミックス16巻(第143話〜) |
|---|---|
| 物語の位置 | 渋谷事変直後。社会も呪術界も立て直せないまま次の段階へ進む |
| 最大の出来事 | 羂索が死滅回遊の存在とルールを明言し、全国に結界が展開される |
| 世界の変化 | 一般人を含む対象者が強制的にプレイヤー化され、日常が分断される |
| 主人公側の状況 | 五条悟は封印されたまま。外から止める手段が存在しない |
| 虎杖と伏黒の選択 | 参加を拒否できない現実を受け入れ、「内部から壊す」道を選ぶ |
| この巻の性質 | 勝ちも救いもないまま、“戦いに入らされる”スタート地点 |
死滅回遊① 渋谷事変の「後」なのに、何も終わっていない
渋谷事変が終わったことで
いったん区切りがついたような気がしてしまう
でも16巻は、その幻想を真っ先に壊してくる
街は復旧していない
呪術界の指揮系統も崩れたまま
そして、五条悟はまだ封印されている
守ってくれるはずの存在が、最初からいない
この不在が、死滅回遊の空気を一気に冷やす
死滅回遊② 羂索が“説明する”という異常さ
16巻で異質なのは
羂索が、死滅回遊について丁寧に説明することだ
まるでゲームのチュートリアルみたいに
でも、それは親切じゃない
「理解した上で、逃げられない」ことを突きつけるためだ
選択肢を与えているようで、実際には何も選べない
- すでにプレイヤーとして登録されている
- 期限を過ぎれば死亡する
- 参加しないという選択は存在しない
この時点で、勝負は始まっている
死滅回遊③ 結界の展開=日常が切り取られる瞬間
日本各地に突然展開される結界
それは「戦場が作られた」というより
日常が、無理やり箱に詰められた感覚に近い
学校、住宅地、街全体
そこにいた人たちは、そのままプレイヤーになる
準備も覚悟も、当然ない
昨日まで普通に生きていた人が、今日から殺し合いの中にいる
死滅回遊の残酷さは、ここに集約されている
死滅回遊④ 主人公たちも「選ばされた側」になる
虎杖悠仁と伏黒恵は
最初から死滅回遊を止められる立場じゃなかった
外から壊す力も、時間もない
だから彼らは決断する
参加するしかないという、後ろ向きな選択を
希望があっての参戦じゃない
- 止められないなら、内側から変える
- ルールがあるなら、ルールを利用する
これは英雄的な決断じゃない
追い詰められた末の、消去法だ
死滅回遊⑤ この巻が示すのは「希望のないスタート」
16巻の空気は、とにかく重い
強敵が出てきて盛り上がる、という感じじゃない
「詰んでる」という感覚が、静かに広がる
誰も救えていない
誰も勝っていない
それでも、物語だけは前に進む
始まってしまったから、進むしかない
死滅回遊は、こうして始まる
期待やワクワクじゃなく
逃げられない現実を受け入れるところから
次の巻から、コロニーごとの戦いが本格化する
そして、ここで選んだ「参加する」という決断が
後になって、何度も彼らを追い詰めることになる
5. 【17〜18巻】序盤コロニーの戦い|虎杖・伏黒・日車の衝突
17〜18巻は、死滅回遊が「本格的に始まった」と実感させる巻だ
ここで描かれるのは、派手な勝利じゃない
正しさが通用しない世界に、放り込まれる感覚だ
| 該当巻 | 原作コミックス17〜18巻 |
|---|---|
| 主な舞台 | 東京第1コロニー・東京第2コロニー |
| 戦いの性質 | プレイヤー同士の殺し合いが日常として成立している |
| 重要キャラ | 虎杖悠仁/伏黒恵/日車寛見 |
| 最大の焦点 | 「人を殺さずに勝てるのか」という問いの崩壊 |
| この段階の意味 | 主人公の価値観が、現実によって破壊される序盤戦 |
死滅回遊① コロニーに入った瞬間、世界のルールが違う
17巻で虎杖と伏黒が足を踏み入れるコロニーは
もう「異常事態」ではない
殺し合いが、日常として回っている世界だ
誰も混乱していない
悲鳴も、説明もない
殺すか、殺されるかが前提になっている
ここでは、迷った時点で負ける
死滅回遊が“制度として機能している”ことを
読者にも叩きつけてくる導入だ
死滅回遊② 虎杖と伏黒は、最初から同じ方向を向いていない
同じ目的で参加しているはずなのに
17〜18巻では、二人の温度差がはっきり見える
虎杖は「できるだけ誰も殺したくない」
伏黒は「生き残るために、割り切る必要がある」
- 虎杖は理想を捨てきれない
- 伏黒は現実を直視しすぎている
このズレが
後の決定的な断絶の、静かな前兆になる
死滅回遊③ 日車寛見の登場が、倫理を粉砕する
17〜18巻の核となる人物が、日車寛見だ
彼は「悪役」ではない
むしろ、正義を信じていた側の人間だ
法廷を模した術式
裁かれるのは、敵ではなく虎杖自身
「正しいことをしてきたはず」という前提が崩れる
善意で積み重ねたものが、罪として突き返される
ここで描かれるのは
死滅回遊の本質――正義の否定だ
死滅回遊④ 「人を殺さずに勝つ」選択肢が消える瞬間
虎杖は最後まで
殺さずに進む道を探そうとする
でも、現実はそれを許さない
ポイントは、殺して得るもの
時間制限は、容赦なく迫る
躊躇は、死に直結する
- 理想を貫けば、仲間が死ぬ
- 割り切れば、自分が壊れる
この二択を突きつけるのが
17〜18巻の一番の残酷さだ
死滅回遊⑤ 序盤なのに「取り返しがつかない」感触が残る
普通なら、序盤戦は成長や希望を描く
でも死滅回遊は違う
取り返しのつかないものを、最初に奪う
信じていた価値観
正しさへの自信
仲間と同じ方向を向ける感覚
もう、前と同じやり方では進めない
17〜18巻を読み終えた時点で
読者は気づいてしまう
この物語は、簡単には救われないと
次の19〜20巻では
倫理の崩壊を越えて
“強さ”そのものが問われる段階に進んでいく
TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」PV
死滅回遊編の空気感と、これから描かれる地獄の輪郭が垣間見える公式PVです。
6. 【19〜20巻】中盤の激戦|秤金次・鹿紫雲・乙骨憂太の参戦
19〜20巻で、死滅回遊の質が変わる
ここからは「生き残れるか」ではなく
“誰がこの世界に残る強さを持っているか”が選別される段階だ
| 該当巻 | 原作コミックス19〜20巻 |
|---|---|
| 物語の段階 | 死滅回遊・中盤戦/戦力と価値観の選別フェーズ |
| 19巻の主軸 | 秤金次 vs 鹿紫雲一による、死滅回遊屈指の一騎打ち |
| 20巻の主軸 | 乙骨憂太が仙台コロニーに参戦し、戦力差を明示 |
| 共通テーマ | 「強さ」とは何か/勝敗よりも価値観がぶつかる戦い |
| この段階の意味 | 最終章に耐えうるキャラだけが、前面に出始める |
死滅回遊① 19巻は「秤金次」という異物が持ち込まれる
秤金次は、これまでの呪術師像と明らかに違う
真面目でも、正義感でもない
自分の“ノリ”と“流れ”を信じて戦うタイプだ
術式は賭博的
不確定要素だらけ
でも、その不安定さこそが強さになる
理屈じゃなく、「今イケてるかどうか」で生き残る
死滅回遊が
倫理だけでなく、価値観そのものを多様化させていく象徴だ
死滅回遊② 鹿紫雲一は「生き残り」に興味がない
鹿紫雲一の目的は、一貫している
勝ちたいわけでも
生き延びたいわけでもない
宿儺と戦う
それだけだ
- ポイントは手段
- 回遊は舞台装置
- 死すら、目的の一部
この姿勢が示すのは
死滅回遊には
「最初から死を覚悟して来ている者」もいるという事実だ
死滅回遊③ 名バトルなのに、温度が異様に冷たい理由
秤 vs 鹿紫雲は、バトルとしての完成度が高い
派手で、緊張感があり、見せ場も多い
それでも読後に残るのは
高揚感より、冷たさだ
どちらも「生きたい」から戦っていない
命のやり取りなのに
命の価値が中心にない
これが、中盤戦の異質さだ
死滅回遊④ 20巻、乙骨憂太が来ると「格」が可視化される
20巻で、仙台コロニーに乙骨憂太が参戦する
ここで一気に
戦力の階層がはっきりする
乙骨は必死に戦っているのに
どこか余裕がある
他のプレイヤーとは、立っている地平が違う
同じ戦場にいるのに、背負っているものが違う
特級術師という存在が
どれほど世界のバランスを左右するかを
視覚的に理解させる巻だ
死滅回遊⑤ 仙台コロニー三つ巴が示す「インフレの到達点」
乙骨 vs 石流龍 vs 烏鷺亨子
この三つ巴は
単なる強敵ラッシュじゃない
死滅回遊が
強者を集め、煮詰め、次へ送る装置だとわかる
- これ以上の戦力が必要になる
- 中途半端な強さは淘汰される
- 最終章の強度が見えてくる
「まだインフレする」という感覚が
不安として残る
死滅回遊⑥ 中盤戦の本質は「希望」ではなく「収束」
19〜20巻は
味方が増えて安心するパートじゃない
誰が生き残る側なのかが、静かに決められていく
そういう巻だ
強くなったのに、世界は良くならない
この感覚を残したまま
次の21〜22巻では
死滅回遊の“意味そのもの”が言葉として明かされていく
7. 【21〜22巻】ルール改変と黒幕の目的|死滅回遊の正体が明かされる
21〜22巻で、読者の視点が強制的に切り替えられる
これまで必死に追ってきた戦いが
最初から「目的ではなかった」と理解させられる巻だ
| 該当巻 | 原作コミックス21〜22巻 |
|---|---|
| 物語の段階 | 死滅回遊・終盤前段/意味の開示フェーズ |
| 大きな変化 | ポイントによるルール改変が本格的に機能し始める |
| 中心となる存在 | 天元と羂索の関係性が、計画の核心として浮上 |
| 明かされる事実 | 死滅回遊は目的ではなく、より大きな計画の一工程 |
| この段階の意味 | 読者が「これはゲームじゃない」と完全に理解する地点 |
死滅回遊① ルール改変という“希望”が、具体性を持ち始める
21巻では、ポイントを使ったルール追加が現実の選択肢になる
それは一見、救いに見える
全員生存の可能性が、言葉として語られ始めるからだ
コロニー移動の緩和
他人の参加・離脱に関わる条件
「協力」という概念が、ようやく浮上する
もしかしたら、この地獄にも出口があるのかもしれない
でも、この希望は脆い
なぜならそれは
誰かが選び、誰かを切り捨てる自由だから
死滅回遊② ルールが変えられる=責任が押し付けられる
ルール改変は、救済ではない
決断を、プレイヤー側に投げ返す行為だ
- 誰を助けるのか
- 誰を後回しにするのか
- 誰がその判断を背負うのか
自由度が増えるほど
迷いと罪悪感が増える
羂索は、その負荷を最初から織り込んでいる
選ばせること自体が、計画の一部
死滅回遊③ 天元が「守る存在」から「使われる存在」へ
22巻で、天元の立ち位置が決定的に変わる
それまで呪術界の基盤として
守られてきた存在が
計画の中核として引きずり出される
結界
呪力の循環
秩序の維持
そのすべてが
次の段階へ進むための素材になる
均衡を保つ存在が、均衡を壊すために使われる
死滅回遊④ 羂索が明言する「これは手段だ」という冷酷さ
21〜22巻で、羂索ははっきりと言葉にする
死滅回遊は、目的ではない
日本人類と天元を同化させるための準備
この瞬間
それまでの戦いの意味が
すべて塗り替えられる
- 勝敗は重要ではない
- 生死も結果の一部
- 感情は計算外のノイズ
読者はここで気づく
必死に追ってきた「物語」は
最初から、盤面の外にあった
死滅回遊⑤ 「あ、これゲームじゃない」と理解する瞬間
21〜22巻は
派手な決着があるわけじゃない
でも、衝撃は大きい
戦っている理由が、戦いの外にあった
ルールを守っても、ゴールには辿り着けない
この理解が
読者の体感温度を一気に下げる
もう、何を期待すればいいのかわからなくなる
死滅回遊⑥ この巻が告げる「もう戻れない」という宣告
17〜18巻で正しさが壊れ
19〜20巻で強さが選別され
21〜22巻で意味が明かされる
この時点で、物語は宣告する
元の世界には戻れない
戦ってきた理由が、最初から間違っていた
次の23巻では
この“理解”すら踏み潰すような
決定的な出来事が起きる
死滅回遊は
ここから、一気に崩れ落ちていく
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8. 【23巻】最大の転換点|伏黒恵を巡る致命的ネタバレ展開
※この見出し以降は、死滅回遊編最大のネタバレを含みます
23巻は、物語が動く巻じゃない
それまで信じていた前提が、音を立てて崩れる巻だ
| 該当巻 | 原作コミックス23巻 |
|---|---|
| 物語上の位置 | 死滅回遊編・最大の転換点 |
| 最大の出来事 | 宿儺が伏黒恵の肉体を完全に奪取する |
| 主人公側の結果 | 抵抗・対処不能。決定的な敗北 |
| 虎杖悠仁の状態 | 肉体ではなく、精神が完全に折れる |
| 死滅回遊への影響 | 制度としての意味が崩れ、形骸化へ向かう |
死滅回遊① はっきり書く|伏黒恵は“宿儺に奪われる”
23巻で起きることは、曖昧にできない
宿儺は、伏黒恵の肉体を完全に奪取する
一時的な支配でも、精神干渉でもない
主導権は宿儺に移る
伏黒は、戦線から消える
この事実が、物語の前提を根こそぎ覆す
守るべき仲間が、最悪の形で“敵側”になる
これは事故でも、想定外でもない
死滅回遊という装置の中で、必然として起きたことだ
死滅回遊② 主人公側は「何もできなかった」
この展開が重い理由は
誰かが判断を誤ったからじゃない
最善を尽くしても、止められなかった
- 情報が足りなかった
- 時間がなかった
- 戦力も揃っていなかった
努力や覚悟で覆せる局面じゃなかった
それが、主人公側の完全敗北を際立たせる
死滅回遊③ 虎杖悠仁の「精神的敗北」が確定する
虎杖は生きている
戦う力も残っている
でも23巻で、彼は折れる
自分が宿儺の器だったこと
伏黒を巻き込んだ選択
そのすべてが、目の前で裏返る
自分が存在すること自体が、間違いだった
これは一時的な落ち込みじゃない
主人公という役割そのものが、崩れる瞬間だ
死滅回遊④ なぜこれが「最大のネタバレ」なのか
伏黒恵は、単なる仲間キャラじゃない
物語の軸であり
虎杖と並ぶ、もう一人の主人公だった
その存在が奪われるということは
未来の選択肢が消えるということだ
- 救出が前提の物語が成立しない
- 成長による逆転が想定できない
- 「元に戻る」保証がない
だからこの巻は
ショック以上に、評価が割れる
死滅回遊⑤ この瞬間、死滅回遊は“壊れる”
23巻を境に
死滅回遊は、制度として意味を失っていく
ポイントも、ルールも
もはや中心じゃない
盤面そのものが、宿儺側にひっくり返る
ここから先は
「回遊をどう攻略するか」ではなく
世界がどう壊れていくかの物語になる
死滅回遊⑥ 23巻は“耐えられるかどうか”を試す巻
23巻には、救いがない
カタルシスも用意されていない
読む人を選ぶ展開だ
でも、この巻を通過しなければ
最終章の重さは理解できない
希望を折るために、ここまで積み上げてきた
次の24〜25巻では
死滅回遊そのものが、役割を終えていく
それは終結というより、放棄に近い終わりだ

【画像はイメージです】
9. 【24〜25巻】死滅回遊の終結|物語が最終章へ向かうまで
24〜25巻は、終わりの巻だ
でもそれは、決着がつく終わりじゃない
役目を終えた装置が、静かに放置されていく終わりだ
| 該当巻 | 原作コミックス24〜25巻 |
|---|---|
| 物語上の位置 | 死滅回遊編・終結/最終章への移行区間 |
| 最大の変化 | 死滅回遊という制度が、機能的に意味を失う |
| 羂索の動き | 回遊から意識を外し、計画を次段階へ進行 |
| 戦いの舞台 | コロニー中心から、回遊外・世界規模へ移行 |
| この段階の意味 | 死滅回遊が「終わった」のではなく「使い終わった」 |
死滅回遊① 24巻では、もう“ゲーム”として語られない
24巻に入ると
死滅回遊は、前面に出てこなくなる
ルールも、ポイントも、緊張感も薄れていく
これは失速じゃない
設計通りのフェードアウトだ
目的を果たした装置は、目立つ必要がない
回遊は、勝敗を決める舞台ではなかった
“条件を整えるための過程”に過ぎなかった
死滅回遊② 羂索はもう、振り返らない
24〜25巻で印象的なのは
羂索が、死滅回遊そのものに執着していないことだ
ポイントがどうなろうと
プレイヤーがどう争おうと
彼の視線は、すでに先を見ている
- 人類と天元の同化
- 呪力の次段階
- 世界そのものの書き換え
死滅回遊は
そのための準備運動だった
死滅回遊③ 主人公側は「追う側」にすらなれていない
ここで重要なのは
主人公側が、逆転の糸口を掴んでいないことだ
勝利条件は不明
敵の全体像も不完全
伏黒恵は戻らない
負けたまま、次の章に放り込まれる
これは珍しい構造だ
多くの作品なら
一度区切りの勝利を用意する
でも呪術廻戦は、それをしない
死滅回遊④ 25巻で「死滅回遊編は完結」する
はっきり言えるのはここだ
死滅回遊編は、25巻で完結している
未回収の感情は残る
問題は山積みだ
それでも、編としては終わっている
- 回遊は中心テーマから外れる
- 羂索の計画は次段階へ
- 物語は最終章構造に切り替わる
「まだ続いている」という感覚は
終わり方が静かすぎるせいだ
死滅回遊⑤ この終わり方が、不安を残す理由
24〜25巻の読後感は、すっきりしない
勝っていない
救えていない
何も取り戻せていない
だからこそ、次が怖い
死滅回遊が壊したのは
キャラクターだけじゃない
読者の「期待の仕方」そのものだ
死滅回遊⑥ 終結とは、最終章への強制移行
この編の終わりは
休憩じゃない
仕切り直しでもない
強制的な次章への突入だ
世界は壊れたまま
答えは出ていない
でも、もう戻れない
終わったのは回遊であって、地獄じゃない
ここから先は
最終章
死滅回遊で削り取られたすべてを抱えたまま
物語は、取り返しのつかない局面へ進んでいく
10. 死滅回遊編で判明した重要ネタバレまとめ|誰が生き残り何が失われたのか
死滅回遊編は長い
そして、失われたものが多すぎる
この見出しでは、すでに確定している事実だけを整理する
| 項目 | 死滅回遊編で確定した事実 |
|---|---|
| 五条悟 | 死滅回遊編では復活しない。最強不在の状況は最後まで続く |
| 黒幕 | 羂索が全体計画の首謀者であり、回遊はその一工程にすぎない |
| 死滅回遊の目的 | 勝敗ではなく、日本人類と天元を同化させるための準備 |
| 伏黒恵 | 宿儺に肉体を完全に奪取され、主人公側から離脱 |
| 虎杖悠仁 | 生存しているが、精神的には決定的な敗北を経験 |
| 死滅回遊の結末 | 25巻で編として完結。最終章へ完全移行 |
死滅回遊① 生き残った者は「勝者」ではない
死滅回遊編を経て
生き残ったキャラクターはいる
でも、誰も勝ってはいない
命はある
戦える力も残っている
それでも、何かを失ったままだ
生存=救済ではない
この認識が
死滅回遊編を正確に読むための前提になる
死滅回遊② 五条悟がいないまま終わった意味
多くの読者が期待していた
「五条悟の復活」は、ここでは起きない
これは引き延ばしでも
焦らしでもない
最強がいない世界で、物語を壊す必要があった
死滅回遊は
守られない世界を成立させるための編だった
死滅回遊③ 伏黒恵の喪失は、象徴的すぎる
伏黒恵は
物語の希望だった
理性であり、選択肢だった
その存在が奪われたことで
「取り戻す物語」が成立しなくなる
失われたのは、キャラクターではなく未来
この喪失が
最終章の重さを決定づけている
死滅回遊④ 虎杖悠仁は主人公のまま、壊された
虎杖は退場していない
死んでもいない
それでも、23巻以降
彼は「主人公らしさ」を奪われる
正義も
覚悟も
誰かを守る理由も
すべてが疑問符に変わった
それでも立たされるのが、主人公だ
死滅回遊⑤ この編で失われた“最大のもの”
キャラクターでも
命でも
制度でもない
「正しくあれば報われる」という前提
死滅回遊は
その価値観を徹底的に破壊した
だからこの編は
読後にしんどさが残る
死滅回遊⑥ ここまで壊して、ようやく最終章に行ける
死滅回遊編は
最終章そのものではない
最終章に行くために、すべてを削る編だ
守るものがなくなり
信じるものも揺らぎ
それでも進むしかない状態を作る
だから、ここで終わらせてはいけなかった
この喪失を抱えたまま
物語は、最後の章へ向かう
本記事で扱った内容まとめ一覧|死滅回遊編の全体像
| 見出し | 内容の要約 |
|---|---|
| 1. 死滅回遊とは何か | 羂索が発動した全国規模の呪術儀式であり、最終章へ進むための装置。 |
| 2. 何巻から何巻まで? | 原作16巻(143話)から25巻(221話)までの全10巻構成。 |
| 3. 基本ルール | 強制参加・ポイント制・ルール追加可能という、最初から歪んだ制度。 |
| 4. 16巻 開幕 | 渋谷事変後、逃げ場のない形で死滅回遊が開始される絶望的スタート。 |
| 5. 17〜18巻 序盤戦 | 虎杖・伏黒・日車の衝突により、「正しさ」が通用しない世界が確定。 |
| 6. 19〜20巻 中盤戦 | 秤・鹿紫雲・乙骨の参戦で、強さそのものが選別される段階へ。 |
| 7. 21〜22巻 意味の開示 | 死滅回遊が目的ではなく、天元同化計画の手段だと判明。 |
| 8. 23巻 最大の転換点 | 宿儺が伏黒恵の肉体を奪取し、主人公側が決定的敗北を喫する。 |
| 9. 24〜25巻 終結 | 死滅回遊は役目を終え、物語は最終章へ強制的に移行。 |
| 10. ネタバレ総まとめ | 五条不在・伏黒喪失・虎杖の精神的敗北が確定した編。 |
| 本記事まとめ | 死滅回遊は「勝つため」ではなく、物語の前提を壊すための編だった。 |
あわせて読みたい|作者についての考察
死滅回遊編の“容赦のなさ”や価値観の壊し方を見て、 「この物語を書いている作者はどんな人なんだろう」と感じた人へ。
▶︎ 芥見下々 性別は?『呪術廻戦』作者の本名・顔・作風から“男性説”が濃厚な理由8選とは
※別記事です
本記事まとめ|勝つためじゃなかった。死滅回遊が壊した“物語の前提”
死滅回遊編を読み終えても
スッキリはしない
それは、この編が「勝つための物語」じゃなかったからだ
死滅回遊① この編は、最初から“成功”を描いていない
誰かが勝つ
誰かが救われる
世界が少し良くなる
そういう展開は
最初から用意されていなかった
死滅回遊は、達成される物語じゃない
削られるための編だった
死滅回遊② 主人公側は、一度も主導権を握っていない
虎杖たちは
常に「後追い」だった
止めようとして
追いつけず
理解した時には、もう遅い
この無力感こそが
死滅回遊編の一貫した感情だ
死滅回遊③ 壊されたのはキャラではなく、期待だった
伏黒恵が奪われ
五条悟は戻らず
虎杖は折れたまま進む
でも一番壊されたのは
「こうなれば安心」という読者の前提だ
努力すれば報われる、という期待
それが、この編で否定された
死滅回遊④ だから“長かった”と感じる
死滅回遊編が長く感じられるのは
話数の問題じゃない
希望が積み上がらず
喪失だけが重なる構造だからだ
読む側も
削られ続ける
死滅回遊⑤ 最終章に行くために、全部壊す必要があった
最終章で描かれるのは
「取り戻す物語」ではない
壊れたまま、どう進むかだ
その状態を作るために
死滅回遊は必要だった
だから、救われないまま終わった
死滅回遊⑥ 勝てなかった。でも、意味はあった
死滅回遊は
誰も勝たせなかった
でも
物語を“別の場所”に連れていった
もう、
同じやり方では進めない
それを理解させるための10巻だった
勝つためじゃなかった
前提を壊すための編だった
だからこそ
この後に来る最終章は
軽くならない
重たいまま、続いていく
▼呪術廻戦をもっと深く掘り下げたい方へ
伏線・キャラの感情・言葉の余白まで、さまざまな角度から『呪術廻戦』を深読みした記事を掲載しています。
世界観にもう一歩踏み込みたいときに、きっと役立ちます。
- 死滅回遊編は原作16巻〜25巻(143話〜221話)の全10巻で完結している
- 死滅回遊はデスゲームではなく、人類と天元を同化させるための“呪術的装置”として設計されていた
- 強制参加・19日ルール・ポイント制・ルール改変という理不尽さ自体が、羂索の狙い通りの仕様だった
- 序盤(17〜18巻)で正義や善意が通用しない現実が確定し、中盤(19〜20巻)で“強さの選別”が進む
- 終盤(21〜22巻)で死滅回遊の正体が明かされ、23巻で伏黒恵を巡る致命的展開が起きる
- 24〜25巻で死滅回遊は役割を終え、物語は最終章へ強制的に移行していく
- この編が壊したのは勝敗ではなく、「正しければ報われる」という物語の前提そのものだった
TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」ティザーPV|2026年1月より放送開始


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